中期目標と長期ビジョン

中期目標(2016~2020)

HFWは、飢餓のない世界を作るために、まず実現すべきこととして、5年間の目標を定めて活動しています。

■地域をつくる

【目標】バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダ4ヵ国9地域のうち一つ以上で、住民たちの「食料への権利」が実現できる目処が立っている。また、残りの地域も実現に近づいている。

Q. 目途が立っているとは?

A. 住民たちの摂取する食料の量と質、および栄養状態を改善する取り組みの成果が表れ、その後、リーダーシップを発揮する住民により取り組みが継続されるようになった状態です。

■しくみを変える

【目標】バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダ、日本において、「食料への権利」を実現する、あるいは実現に寄与する政策または法律が作られている、またはその動きがある。

Q. 寄与する政策、法律とは?

A. 「食料の権利」が明記されているといった直接的なものではないものの、「食料への権利」の要素の実現に貢献していることです。たとえば、女性にも土地の所有が認められる政策などです。

Q. 動きがあるとは?

A. 立法者・政策立案者により素案作りが着手された、または検討が始められた状態です。

■気づきをつくる

【目標】「食料への権利」に多くの人が気づき、飢餓の終わりにつながる行動を起こす人が新たに増えている。

Q. 飢餓の終わりにつながる行動を起こす人とは?

A. 「食料への権利」の実現につながる地域開発、アドボカシー、啓発活動、またはそれらを支える行動を起こした人で、その後も継続する意思が確認できている人です。

■若い力を育てる

【目標】「食料への権利」実現に向けて、青少年が貢献している。

Q. 貢献しているとは?

A. 社会や、特に同世代への発信力の強さなど、青少年の持つ特性を生かし、飢餓の終わりにつながる行動において、大人ではできない、または大人より大きなインパクトを起こしている状態です。

2030年度末と2020年度末までにめざす姿

中期目標の土台となる長期ビジョンと中期方針です。

長期ビジョン(2030年度末)

多様化、深化する「食料への権利」を取り巻く課題を根本的に解決することができるよう、HFWは地域開発分野においてモデルとなる事例や自立した地域を創出している状態になります。

Q. 根本的に解決とは?

A. 飢餓が軽減ではなくゼロになり、維持されている状態です。HFWは、そのためには、HFW自身が活動地を広げ続けるやり方では限界があると考え、活動を集中してモデル地域をつくり、その好事例をさまざまな地域の行政や住民に採用してもらう構想を持っています。2030年以降は、その好事例を広める活動に注力できるよう、現在の活動地で、2020年までに好事例を1つ以上つくり、2030年までにさらに増やし、経験を積み重ねます。

中期方針(2020年度末)

HFWは、長期ビジョンにある「根本的な解決」に結びつく地域開発(地域をつくる)とアドボカシー(しくみをつくる)の活動を、2021年度から2030年度の期間に展開する準備が、2020年度末までに完了している状態をめざしています。

Q. 完了している状態とは?

A.
【地域をつくる】社会的インパクトのあるHFZのモデル創出を作り出すため、事業の評価活動を通じて、事業の知見が積み上げられている状態
【しくみをかえる】「食料への権利」の実現に寄与する法の制度化をめざし、2021年度以降にその法の遵守に向けた活動を開始できるような状態/活動国の現場の情報や食糧問題に関する国際的な情報を生かし効果的な活動をしている状態
【気づきをつくる】2021年度からの地域開発とアドボカシーの強力な追い風となる活動が展開できるよう、「食料への権利」に気づき、飢餓の終わりにつながる行動を起こす人材が増えている状態
【若い力を育てる】2021年度からの地域開発とアドボカシーの強力な追い風となる活動が展開できるよう、若者が若者ならではの役割を生かし、活動している状態

前中長期の評価と教訓