大盛況だったフリマ倶楽部のブース
取材・執筆:広報ボランティア 名倉ひとみ
ハンガー・フリー・ワールド(HFW)のボランティアクラブ「ハンガー・フリー・フリマ倶楽部(以下フリマ倶楽部)」は全国から寄付された不用品をフリーマーケットで販売し、その収益でHFWの活動を支援しています。現在10名のメンバーが所属。参加の仕方も自由で徐々に新しい仲間が増えており、活気のあるクラブです。2006年から隔月のペースで都内に出店し、11月27日、第32回目の出店で収益金の累計が100万円を達成しました。
当日は晴天に恵まれ、会場の東京・大井競馬場は多くの出店者と来場者で賑わいを見せました。フリマ倶楽部の一番人気はアクセサリー。HFWの回収キャンペーン で集まった貴金属の一部も、ここで販売しています。そのほか、冬物の衣類やベビー用品、クリスマス用品なども開店と同時にみるみる売れていきました。
値切り交渉が当たり前のフリマの世界。しかし、フリマ倶楽部のブースでは、それとは異なる交渉が起きています。お客さんは寄付品であることを知ると、自ら1.5倍の金額で買ってくださったり、「袋代に」と言って100円多く払ってくださったりなど、寄付された方の想いがお客様の善意となって返ってくる、すばらしい循環を垣間見ることができます。
フリマ倶楽部のメンバーは出店までの間、寄付で送られてくる大量の品物を家で保管し、より売れるようにレイアウトを研究するなど、たくさんの努力を重ねています。なお、この日の出店料など経費を除いた純益は3万6551円。ブルキナファソの人々の自立支援のために使われます。 (2011.12.16)
一番人気はアクセサリー
この日、集まったフリマ倶楽部のメンバー
メンバーからのコメント
100万円達成は感慨深いです。最近は、品物を提供いただく常連さんも増えてきて、本当にうれしい限りです。品物のほかにも、お持ち帰り用の大きな袋を集めています。これからもご支援どうぞよろしくお願いします! (フリマ倶楽部メンバー)
この100万円は、今までに参加してくれたメンバーや、品物を送料自己負担してまで送ってきてくれた人たちのチカラが積み重なった成果だと思います。一人一人ができることは限られていますが、まさに『ちりも積もれば山となる』ため、これからも続けていきたいと思います。(フリマ倶楽部メンバー)
ここのお店は掘り出し物が多くて、ほかのお店になかなか移れません。赤ちゃん用のきれいな靴や洋服、石鹸・タオルなどの消耗品もあってうれしいです。(お客さま)