学生インターンがワークショップを実施。ここからキーワードがどんどん増えていきます
9月30日と10月1日に、東京国際フォーラムで開催されたグローバルフェスタJAPAN(主催:グローバルフェスタJAPAN2023実行委員会)でHFWはブース出展し、フードシステム変革推進チームの学生インターンを中心にワークショップを実施しました。
このワークショップでは、訪れた人々に食料に関連するキーワードをカードに書き込んでもらい、それらのキーワードを毛糸で繋ぎ合わせる形で、食料問題の複雑なつながりを視覚的に表現しました。この活動には2日間で約120人が参加し、カードと毛糸で構築されたネットワークが増え続けました。
参加者が挙げた主なキーワードには、フードロス、食べ残し、飢餓、気候変動などが含まれていました。国際協力をテーマとしたこのイベントらしく、身近な問題から世界的な課題まで幅広いキーワードが提出されました。時事的、あるいはユニークなアイデアとしては、中国の日本食不買、トイレ不足における食事後の排泄、果物の旬、種無し果物、ハラール食品、冷蔵設備不足、ビーガン食事、オーガニック製品、水、農家の収入不足などが挙げられました。
また、多くのキーワードがつなげられ、特に注目されたのは「飢餓」、「CO2排出」、「フードロス」、「栄養不良・偏食」、そして「開発途上国での低賃金労働」などでした。これを通じて、日本国内での問題や行動が世界的な食料問題に影響を及ぼしていることが明確になりました。
ワークショップに参加した人々からは、「他の人が書いた課題を見ながら考えることで、自分が気づかなかった食料問題同士のつながりを見つけることができた」「小学校の教員なので、このアクティビティを食育の授業で活用したい」といった感想が寄せられました。
(レポート:広報ボランティア溝口)
参加者がキーワードをくくりつけていきます
キーワードやつながりがたくさんできました