研修で接芽の実演を熱心にのぞき込む参加者
植林
2007年8月から10月にかけて対象世帯の女性へ有機栽培の研修を行うとともに、各世帯にオレンジ、マンゴー、アボカド合わせて50本を配布。その後、苗木は女性たちの手によって、それぞれの畑に植え付けられました。植え付けを終えた女性からは「果樹栽培に必要な物は、すべて地元で手に入るとわかって驚きました。何を、いつどのように使うかという知識を教えてもらったので、あとは自分たちで育てることができます」と、喜びと自信に満ちた声も聞かれました。
苗木が実をつけ始めるのは3年後。それまでは定期的な畑の見まわりと栽培の相談を行います。充分な量が収穫できるようになれば、1世帯あたり年間約2300ドルの収入増が期待でき、男性の働き手を失った家庭にとって大きな支えになります。