活動レポート ウガンダ

2017.09.29 ウガンダ

YEHが若者によるモデル農園運営を開始。農家として自立し、「食料への権利」を実現することをめざします

     

農園は1エーカー(約4047㎡)の広さで、トゥンバリ・ルウェンウェデ区の協同組合長とYEHメンバーで手配した。まずパッションフルーツとカボチャの種をまく

若者によるモデル農園運営

48名のYEHウガンダメンバーが、トゥンバリ・ルウェンウェデ区の土地を借り、9月から共同で農園運営を開始しました。参加するYEHたちの大半は、貧しい農家の出身が多く、都市部での就職は難しいものの、農業では収入が低いため就農にも希望を持てない若者たちです。そこで、YEHメンバー自身が、モデル農園を運営し、でさまざまな知識とスキルを身に着けて農家として自立できるようにと企画しました。

この事業では、農業コンサルタントの指導のもと、講演や研修を実施。参加者は、新しい品種の栽培や、肥料、農薬の効果的な使い方、販売方法、収支の管理などを学びます。そして、農園で実際に試し、実践的な能力を身につけます。2020年頃までに彼ら自身が農家として十分な収入を得て、自立できることをめざしていますす。

また、この事業には、HFWの4つの活動地区以外のYEHメンバー4名と、活動地区の協同組合長も参加しています。自身が農家として自立していくだけでなく、地域の農業リーダーとしてここで得た知識を自分たちの地域の農家へ伝えることのできる人ととして、48名のYEHとともに選ばれました。参加者たちは、学んだ知識やノウハウを地元の農家に伝え、地域全体の農業収入の向上に貢献する役割を担っています。

農業収入が向上すれば、農業に就く若者も増え、若者の失業率の改善につながります。さらに食料生産に従事する人口が増えることは、食料の安定供給につながり、人々の栄養状態の改善が期待できます。十分な食料を自らの手で生産したり、増えた収入で購入したりすることで、地域全体の「食料への権利」が実現できるのです。

 

苗を植える最適な場所と植えつけ手順について、説明を受ける

直面した課題を共有して、みんなで解決策を考える

事業概要:青少年によるモデル農園運営の事業の背景

期間:2017年9月~ 対象地域:ワキソ県

ウガンダは、アフリカのなかでも高い人口増加が続いていますが、活動地のあるワキソ県は、18歳から30歳の若者が人口の25%以上を占めます(※1)。しかし、農業収入だけでは生計を立てていくのが厳しいことから、若者の就農離れが進んでいます。ところが、都市部では就ける仕事が限られており、若者の失業率が9.4%にのぼります(※2)。若者の雇用はアフリカ各国でも共通した課題であり、2016年8月に開催されたアフリカ開発会議(TICAD VI)では、「若者の職業訓練を通じた雇用創出」の重要性が各国間で共有されました。HFWは特に「食料への権利」の実現に直結する農業の支援が重要だと考えています。

※1 ワキソ県第2次5ヵ年計画2015/16-2019/20
※2 ウガンダ国勢調査2012-2013


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