事務局長会議で、中期目標の達成のためにマネジメント能力の強化を行いました : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート 日本

2017.06.30 日本

事務局長会議で、中期目標の達成のためにマネジメント能力の強化を行いました

HFW本部の役職員からレクチャーも。アカウンタビリティについて説明する理事長

組織運営(能力強化)

5ヵ国の活動国の事務局長が一堂に会する事務局長会議を、6月5日から15日の11日間にわたって東京で開催しました。

この会議は2年に1回、活動国のいずれかで開催しています。今回は、事務局長だけでなく、バングラデシュ支部とウガンダ支部からは、事務局長を補佐する職員も各1名ずつ来日。2016年にスタートした中期目標実現に向けて、さらにその先の長期ビジョン実現のために、HFW全体、あるいはそれぞれの国での課題が何か、その解決のために何が必要なのか、目標を達成できる組織のマネジメントとはどういうものなのか徹底的に分析し、行動計画を立てました。また、連日の会議や研修だけでなく、週末は河口湖に移動して連帯感を強めるため野外でのアクティビティに取り組む合宿を行うなど、密度の濃い期間となりました。

事務局長たちは、職員たちが能力を存分に発揮するためには、事務局長自らが変化しなければならないこと、規程など組織の整備をさらに進めること、職員との信頼関係を築き一丸となって目標達成のために働くことなどを再確認しました。

学びをもとに、支部事務局長らで話し合いながら、「事務局長5ヵ条」を作成する

合宿では、仲間と助け合ってできるアクティビティを体験するなかで、さらに絆が深まった

支部事務局長らのコメント

人、資金、時間、情報、物品、この5つの管理をきちんとして、支部の能力を上げ、中期目標の達成をめざします。今回の事務局長会議で私はたくさんの気づきがありました。

 

アタウル・ラーマン・ミトン(バングラデシュ支部事務局長)

これまで指示に対して職員ができなかったとき、期待した結果が得られなかったときは、自分の指示が悪かったと気がつきました。職員の意見を聞き、サポートしあう、そういうことで目標が達成できるのです。研修を通じて、今までの自分から変わらなければならないと学びました。2018年には今よりももっと良い結果を出すマネジャーになりたいと思います。

ファトゥマトゥ・バトコ・ゾス(ベナン支部事務局長)

ブルキナファソは2人の新しい職員を迎え、忙しくなります。時間を組織のマネジメントのために使い、仕事の分配と職員の能力強化、就業規則の作成をし、人材の有効活用を心がけていきたいです。今回の事務局長会議で私は宝物を得られたと思います。記念にもらったみんなで一緒に撮った写真を心の支えにして、活動に励んでいきます。

イラ・クレマン(ブルキナファソ支部事務局長)

事務局長会議で、一日一日話し合いを重ねるにつれ、新しい視点が生まれました。現状に満足するのではなく、自分を分析し、自己開発し、自信をもって部下に接していきたい。他の事務局長たちと一緒に作った次の5ヵ条を常に思い出して、ゴールをめざします。

 

  1. よいチームを作る
  2. 自分と職員の可能性を開拓する
  3. 支部独自の戦略を考える
  4. 効率的、効果的なモニタリングを怠らない
  5. 透明性のある情報を本部に提供する

バッテ・フレドリック(ウガンダ支部事務局長)

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