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日本の食料自給率は38%(※1)。日本の食卓は、世界とつながっています。
飢餓のない世界を実現するためにも、まず日本の「食」のしくみを変えたい。そんな思いから、2022年5月にフードシステム変革推進チームが発足しました。
日本の「食」のしくみに対してどうアクションすれば、世界の飢餓を減らすことができるのか。それを探るべく、7つのチームに分かれて、日本の食と世界の飢餓の関係を整理しています。
2022年10月現在、それぞれのチームが「日本の食」から「世界の飢餓」に働きかけるための仮説として注目しているのは、大きく分けると以下の3つです。
- 穀物市場の安定:日本が「たくさん輸入してたくさん捨てる国」を脱すれば、世界の穀物市場の安定化に寄与し、「買えない国」が減るのではないか。
- 途上国農民の収入向上:日本の消費者がフェアトレードなどの産品を選ぶことで、現地住民の収入が向上し、「買えない」ことによる飢餓が減るのではないか。
- 気候変動の軽減:日本がフードロスを削減することで、フードロスの処分のために排出される温室効果ガスが減り、干ばつなどによる飢餓が軽減するのではないか。
これらの仮説の検証を続け、飢餓のない世界をつくるために国内でどのような行動を呼びかけるべきか、考えていきます。
※1 農林水産省(2022年)カロリーベース
日本の食と世界の飢餓の関係は?(拡大する)