国際協力の現場で日々起きるエピソードや日常生活をご紹介。
おもわず本音もこぼれちゃいます。
2006年09月27日
暑い日は水分補給が大切ですが、水を飲むたびにバングラデシュでの断食を思い出します。イスラム教徒が年に1ヵ月行う断食。期間中は日の出から日の入りまで物を食べてはいけません。私が滞在していた年の断食月は夏の真只中。炎天下では喉が渇いてとても過酷でした。日の入りの放送が流れると、多くの人は道端の定食屋に駆け込み、軽食をとります。この時は、初対面でもみんなが1日の苦労をねぎらいあいます。
満足に食事をできない人の苦しみを知り、他人をいたわろうという意味の断食。実際、昼間苦しんだ分、日の入りを迎えてからいただく食事へのありがたみもひとしおでした。今年の断食は、少し暑さの和らいだ9月後半から始まります。
ベナン・ブルキナファソ担当インターン:津崎
2006年09月23日
4歳の長女と一緒に水族館に行ってきました。この水族館の目玉は巨大なマグロ。大きな水槽を優雅に泳ぐマグロたちに娘も大喜びです。ところで、日本ではマグロが高級魚になる可能性があることを知っていますか? 原因は原油高と台湾におけるマグロ人気、マグロの乱獲を防ぐための国際的な漁業規制など。確かに、食料安全保障のため、海洋資源のバランスを保つよう乱獲防止の措置は必要です。しかし、それまで日常的に食べていたマグロが高級魚になってしまうのは悩ましいところ。
長女もマグロの刺身が大好きです。
巨大水槽を眺めながら、世界と我が家の食糧安全保障について考えるひとときでした。
事務局長:渡邉
2006年09月20日
「バングラデシュロールプレイゲーム」というものを作っています。ゲームの参加者はバングラデシュのとある村の農民夫婦、日雇い労働者夫婦、地主などの役になります。貧しい状態から開始し、識字訓練や農業訓練などを通して貧困から脱出するのが目標です。まだ作成中ですが、イベントの時などにこのゲームをやり、楽しくバングラデシュの現状を知ってもらえればと思っています。
ちなみにこのゲーム、参加者同士で話し合う機会がたくさんあって、初対面の人同士でも仲良くなれるのがもう一つの良いところ。「このゲームで夫婦役をやった二人が本当に結婚することになったりして……」なんてことを思いながらゲーム作成に励んでいます。
バングラデシュ担当インターン:鈴木
2006年09月17日
回収キャンペーンで、書き損じハガキなどと一緒に送られて来るたくさんの未使用切手。今年のお年玉切手シートもあれば、古い年代のものもあり、デザインも様々。その年の出来事を題材にしているものも多く、世相をかいま見ることが出来ます。その中にオッと目を惹くものがあり、写真を撮りました。1963年発行の10円切手で、飢餓救済運動と書かれています。43年前にも、そして今も人々が取り組み続けている難しい問題であることを、再認識させられました。1980年に天然痘を撲滅したという宣言がなされたように、世界の飢餓はなくなりましたと、宣言する日が早く来ますように。
件の切手は、「ハンガー・フリー・ニュース74号」を会員の方に送る時の郵送料として使う予定です。
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2006年09月13日
以前に観光で訪れて以来、バリが大好きになってしまった私。バリの民族楽器ジェゴグのコンサートが 東京で行われると聞いて足を運んでみました。会場はみごとに満員。異国の文化に興味を持つ人達がこれほど多いことに驚きました。屋外ではバリ料理の屋台があったり、バリ以外でもアジアの民芸品がたくさん売られていたり。何気なく見ていると、その中にバングラデシュの民芸品も発見しました!
観光地バリに比べると、日本人にとってはなかなか馴染みの薄いバングラデシュ。けれど、こうした場をきっかけにもっと多くの人にバングラデシュを身近に感じてもらえたらいいなと思いました。
資金調達担当インターン:小川
ハンガー・フリー・ワールド(HFW)は、アジア・アフリカで地域の住民と協力し、飢餓のない地域づくりを行っている国際協力NGOです。
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