食べるよろこびを育む4つの活動
青少年育成~飢餓をなくすために若い力を発揮する~
若者ならではの力を飢餓の解決に向けて発揮し、そして、未来の担い手として成長できるように。HFWの青少年組織である「ユース・エンディング・ハンガー」(YEH)の支援を通じて青少年育成を行っています。
HFWの行う地域開発、アドボカシー、啓発活動などには、青少年が行うことでインパクトがあるもの、より効果を生み出すものがあります。HFWは、そのような活動を青少年が主体的に行うことを支援。参画を呼びかけ、積極的に任せることで、飢餓の終わりに貢献する機会をつくります。
そして、活動を通じて成長し、成果を出せるよう適切なアドバイスや研修を実施しています。
YEHが共に学びあい、協力し合える環境づくりのために各国では年に1~2回、国内メンバーが集う国内会議を開催しています。
各国での青少年育成活動
青少年の声を力にする
バングラデシュ 活動規模:250名
全国から集まった青少年らと模擬国会を開催。全国民に食料を保障する法案をテーマに議論し、その内容は政策提言として、関係議員へ提出しました。この法案に向けて署名活動も行い、1年で12万名以上の署名を集めました。
農業や啓発に工夫を重ねる
ベナン 活動規模:115名
「食料への権利」について理解を深めるための勉強会や衛生に関する啓発活動を学校などで実施。YEH自身も野菜栽培や食品加工などについて学んで実践し、「食料への権利」の実現をめざして活動しています。
アドボカシーや啓発の担い手に
ブルキナファソ 活動規模:40名
憲法改正が予定されているブルキナファソでは、「食料への権利」が明文化されるよう、青少年が主体となってキャンペーンを実施。また学校でも栄養についてわかりやすく子どもたちに伝えています。
同世代と共に課題に取り組む
ウガンダ 活動規模:95名
若い世代の農業離れを解決するため、モデル農園を運営。地域の農家から助言を得ながら地域の青少年と一緒に、地域に合った作物を育てています。農家として十分な収入を得て、農業に就く青少年が増えることをめざしています。