大学の授業で社会貢献を学び、実践しようという大学生たちに、世界の食料問題について伝えました : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート 日本

2018.06.12 日本

大学の授業で社会貢献を学び、実践しようという大学生たちに、世界の食料問題について伝えました

5名の生徒が参加し、じっくり学んだ

5月29日、青山学院大学のサービス・ラーニング(社会貢献活動を通じた学習)の授業で、HFWが実際に社会貢献活動をするNPO法人の一つとして授業を担当。青山学院大学は昨年度もHFW事務所に生徒たちが来て飢餓について学んでおり、好評だったため今回は学校での講義をHFW儘田が担当することになりました。法学部や教育学部、経営学部などから社会貢献活動に関心のある2年生が受講しました。

最初に生徒のみなさんに、自己紹介を兼ねて「今、一番気になっていること」を話してもらいました。熊本での震災復興のボランティアに参加している学生や金融に興味がありメガバンクでの人員削減が気になっているという学生など、興味関心はさまざま。儘田からは、興味をもっている社会課題を解決するには、一人ですぐにできることから、アドボカシーのように時間をかけて仕組みを変える必要があることまで、いろいろあることを伝えました。さらに、「イベントに参加する」「学生や働きながらインターンやボランティアをする」「仕事にする」など、参加方法も選択できることを伝えました。

HFWが解決したいこととして、世界の飢餓の現状を紹介。その話をもとに、「世界では十分な食料が生産されているのに9人に1人が飢えているのはなぜ?」という問いを投げかけました。「地域による食料の偏り」「気候が変化してきている」「土地はあるけれど、作物を生産できるような土地ではない」など、さまざまな意見が出ました。

最後の質問タイムでは、金融に興味のある経営学部の学生からは、養鶏事業など収入創出につながる事業について、法学部の学生は「食料の権利」が憲法に明記された後の支援の仕方について質問が出ました。「今まで『食料の権利』について知らなかったので、これから学んでいきたい」という感想もいただきました。社会貢献の取り組みの一つとしての事例発表でしたが、これから実践していく若者に、飢餓という社会課題について興味を深めてもらうことができました。

自分の意見を発表しあった

日本の最新レポート