協同組合の幹部100名にリーダーシップと組織運営の研修を実施。協同組合の能力強化をめざします : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート ウガンダ

2018.07.26 ウガンダ

協同組合の幹部100名にリーダーシップと組織運営の研修を実施。協同組合の能力強化をめざします

トゥンバリ・ルウェンウェデ区の組合総会では6名の来賓を迎え、95名の組合員が参加

2017年度から、外務省のNGO連携無償資金協力を受け、協同組合を通じた食料摂取の改善と住民の能力強化をめざす大規模な事業がスタートしました。その一環として、3月に協同組合の年次総会を開催。HFWは運営のサポートをしました。各組合から組合員が100名前後参加し、2018年度の事業計画や会計を承認。カブンバ区では椅子とテントの貸出プロジェクト、ルグジ区では養鶏事業、そしてHFWが立て替えている各組合事務所の土地購入代金の返済プログラムなどがスタートしました。HFWの支援を離れて自主運営するための具体的な活動が始まったのです。

さらに4月には、4つの協同組合の幹部役員計100名にリーダーシップと組織運営の研修を実施しました。これまで、組合役員の役割や責任が不明確で、報告体制が整っておらず、活動計画もなく、法律や法令の周知も徹底していない状態でした。そこで、各地区で県の商務担当官を講師に招いて研修を実施し、組合運営に必要な知識を指導してもらいました。また、協同組合の強みや弱み、組合を取り巻く外部環境などの分析に基づき、課題を解決するために、どのようにすればいいのか議論を交わしました。その結果、協同組合の組織再編が行われ、役員と委員会の役割が明確に定義されて戦略的な計画がスタートしました。今後、組合が役員を中心に、効率的、効果的に運営管理されるようになることが期待できます。

研修では活発な議論が交わされた。特に貯蓄、貸付など会計面での運営に関心が集まった

飢餓をなくすひとびと

私は組合関連の法律や行動についてあやふやな知識しか持ち合わせていませんでした。今回HFWが研修を行ってくれたことに感謝します。他の同僚の役割と同様に、協同組合長としての役割をこの研修で学び、ルグジ区の協同組合を熱意を持って率いていこうという気持ちになりました。

ブキルワ・レヘマさん(新しく選出されたルグジ区協同組合長)

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