学生たちが自分たちにできることを考え、「伝える」ボランティアについて計画しました : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート 日本

2019.04.22 日本

学生たちが自分たちにできることを考え、「伝える」ボランティアについて計画しました

1年から3年生までの高校生と専門学校生の計10名が参加

3月30日、HFW事務所にて、“春チャレ!はじめての学生ボランティア「何かしたい」をカタチにしよう!”開催しました。高校生や専門学校生など10名が参加。学校で飢餓や食料問題について学んだり、身近なフードロスに問題意識を持ったりするなかで、「何かしたいけど、どうしたらいいのかわからない」という思いを持っている人たちが集まりました。

当日は、前半でHFWの活動を紹介し、身近な食べることについて考えてもらう、メッセージカード“「いただきます」と「ごちそさま」をありがとう”を使ったワークショップを実施。そこで感じたことや何ができるのか考えたことなどを出し合いました。後半は何ができるか考えたなかで出てきた「伝えること」について深く掘り下げました。そして、実行のために誰にいつ、どこで伝え、何を達成したいのか具体的な計画を立案。友人や家族のほか、学校やイベントで大勢の人に「自分の行動が世界を変えるかもしれないということを伝えたい」という計画がそれぞれに考え出されました。

当日は元YEHメンバーが参加し、高校時代から活動してきた体験から参加者たちの疑問や不安に答え、相談にのってくれました。また、HFWからも海外の同世代の若者のメッセージ動画などを活用するようアドバイスしました。

参加者の年齢が近いということもあって、活発な意見交換が行われ、「同世代の人と意見交換できてよかった」と、なごやかな雰囲気で進行しました。そして後日、参加者からは「翌日に友達に伝えた」「祖母に伝えた。若者が伝えることは予想外に相手に響いた」とまず身近な人から伝えたとの報告がありました。

これまでの食を振り返りながら、「思い出に残る食事」をカードに綴る

どんなふうに伝えると関心を持ってもらえるのか話し合う。元YEHメンバーもアドバイス

参加者のコメント

飢えを考えるときに、問題の大きさに怖気づくのではなく、一人ひとりの小さなアクションが持つ意味を自覚し、できることから一つずつ実行に移していければよいと思った。

飢餓は先進国も大きな原因になっていることがわかりました。食料は実際には足りていることが印象的でした。一人ひとりの意識が変われば状況も変わると思うので、多くの人に広めて興味をもってもらうことが重要だと思いました。

このようなイベントの規模が大きくなったらよいなあ、と思った。「自分から行動しないと何も始まらない」と常に思ってきたので、このイベントはビジョンを立てることができてとても有意義なものになりました。「人のために何かをする」ことがとても好きで、生涯を通じて行っていきたいです。

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