音楽と自然を自由に楽しむ場
7月28日から3日間にわたり、新潟県苗場スキー場で開催された国内最大の野外ライブ “FUJI ROCK FESTIVAL '06”。会場内に作られたNGOビレッジは、若者を中心とした来場者に様々な社会問題にふれてもらえる場とっています。今年のテーマは「地球温暖化・災害・格差社会」。
テーマに沿った様々な活動をするNGO13団体が参加する中、HFWは、日本アフリカ協議会とファンサバと共同でブースを出展し、活動紹介や手工芸品の販売をしました。来場された中古CDショップの経営者からは「HFWの回収キャンペーンに是非協力したい」と、嬉しいお言葉も。
30日には、参加バンド The Refugee All Stars of Sierra Leone とのトークセッションをNGOビレッジの広場で行いました。メンバーの3人は西アフリカのシエラレオネ共和国の出身。内戦により難民となった経験を持ちます。
「多くの人々が目の前で殺され、腕や脚を切り落とされ、私は着の身着のまま何百キロも国境に向け歩き続けました。難民キャンプでの生活は、みなさんの想像を絶するもの。誰を信じれば良いのか、どう生きていけば良いのか、自分の前から希望も何もなくなってしまいました。
これ以上、私の経験したような目にあう人をつくって欲しくない。権力・人種など関係なく、地球上すべての地域が平和になって欲しい」。
サプライズライブには予想を上回る人が集まり、メンバー自身も自らの言葉で語れる機会を喜んでくれました。
今年で10回目となったフジロック。3日間での来場者は10万人にものぼり、多くの方にアフリカやNGOの活動に興味を持ってもらうことができた、貴重な機会となりました。
内戦で難民となった経験を歌う