企業の取り組みを語る金田さん
さまざまな角度から飢餓や食料問題について考える、世界銀行情報センターとの共催イベント「飢餓のない世界を創ろう」(全4回)最終回を、10月15日に東京・中央区の世界銀行情報センターで開催しました。
「世界の飢餓と私たちの食生活のつながり」をテーマに企画された第4回のイベント。ゲストに「食と健康を通じてよりよい社会作りに貢献する」をCSR理念として掲げる味の素株式会社の金田奈津子さんを迎え、味の素「食と健康」国際協力ネットワークなどを通じた国際協力活動や、日本国内での食育活動などに関わる企業の取組みを紹介していただきました。
HFWからは、5ヵ国で行う活動内容や、食をとりまく世界の現状について説明。私たち日本人の食生活は、海外からの輸入によって成り立っていること、一方で、日本で1年間に捨てられる食べ物の量約2000万トンが世界で1年間に行われる食料援助量の約2倍に匹敵するという説明に、日ごろの食生活について考えさせられた参加者も多くいたようです。
「日本の食料自給率を考えられた」「日本と世界の関係について、もう少し深く掘り下げたかった」という声が聞かれるなど、参加者からはテーマに対する関心の高さが伺えました。