4つの村の学校給食事業を各村の住民が100%自主運営するため、研修で運営能力を強化しました : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート ブルキナファソ

2021.01.30 ブルキナファソ

4つの村の学校給食事業を各村の住民が100%自主運営するため、研修で運営能力を強化しました

   

参加者が実際に在庫管理用のフォーマットに記入しながら学んだ

2020年12月、ハンガー・フリー・ワールド(HFW)が支援してきた4つの村の小学校の学校給食事業を、住民自らが運営していくための研修を行いました。これまで各小学校の給食を運営してきた学校給食委員会の28名が、資金調達、食材の保存や計画的に使う方法などの研修を3日間受講しました。

2006年に1つの村の小学校から始まったHFWの学校給食事業。その後、徐々に活動が広がり4つの小学校の学校給食を支援してきました。そして、2015年からはHFWの資金や支援に頼らず、市や学校、保護者会などが学校給食事業を運営していけるよう、運営能力の強化に務めてきました。

それまでの積み重ねが実を結び、2018年までは調理器具や大部分の食材などをHFWが提供していましたが、2019年には前年比3分の1の食材提供のみ、さらに、2020年には一切物資の提供を受けずに学校給食事業を運営していけるようになりました。これには、HFWが学校給食事業とは別に支援している各村の協同組合の女性グループとの連携や、給食の重要性を理解してもらえたことで保護者から食材を提供してもらえるようになったことが大きく貢献しています。また、給食の調理を村の保護者がローテーションで担当する仕組みもスムーズに回っています。

今後は、学校給食事業をすべて住民自らが担っていきます。HFWは、各村の学校給食委員会が食材や資金などを適切に運用できているかを定期的に視察するなど、見守ることに徹していきます。

なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、ブルキナファソの教育機関は2020年3月後半から全てが閉鎖されました。6月に各教育機関(小学校、中学校、高校など)の最高学年のみ授業を再開し、全学年の授業が再開されたのは10月からでした。

4つの村から学校給食委員会(教員や村の評議員、保護者など)が参加した

参加者のコメント

今回の研修で食材の保存と、記録をつけて在庫管理する方法を学べました。おかげで、簡単に食材の出し入れを確認して報告することができ、学校給食に関わる全ての人に信頼してもらうことができます。これまでHFWは住民主体で地域を改善していくことの大切さを私たちに伝えてくれました。これからは、地域全体がこの住民主体の精神のもと一つになって、調和のとれた地域の発展を進めていきたいです。また、村の人々に自ら行動することの必要性を気づかせてくれたことと、多面的な支援をしてくれたことに感謝しています。

カガムベガ・モニークさん(ゴムトアガ村小学校 母親会 会長)

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