講演では海外YEHメンバーの話を聞いたあと、生徒自身が考える時間を持った
8月28日、HFWの青少年組織YEHの海外メンバーが福島県立須賀川高校で、世界の飢餓問題に対し若者ができることを考えてもらおうと講演とワークショップを行いました。
須賀川高校は、HFWが2014年に実施した「お手紙コンテスト」で、優秀校に選ばれ、今回の訪問が実現しました。
午前中は2年生約240名を前に講演。職員の熊坂が世界の食料問題について語ったあと、海外YEHメンバーがそれぞれ自国の飢餓の現状や、若者が行っている活動について発表しました。そして、解決のために何ができるか、生徒たち自身に考えてもらいました。「他国からの支援は絶対に必要」「適切に食料が分配されるような経済の仕組みになればいい」など、国を越えて協力することの大切さを訴える声が生徒たちから上がりました。
午後は2-3年生約60名を対象に、ワークショップを実施。グループに分かれ、海外メンバーと、各国の飢餓の現状と若者の活動について議論しました。初めは今まで接したことのない海外の青年を前に、何を質問したらいいのか、生徒たちはとまどっていました。海外YEHメンバーが「1日3食とれず、バランスが偏っている」「まずは教育が絶対に必要だ」などと熱く語る姿に、「なぜ学校に行けない生徒がいるの?」「若者はどういう仕事についているの?」「飢餓に対して私たちにしてほしい、考えてほしいことは?」と積極的に質問が出るように。最後は時間が足りなくなるほど白熱しました。
生徒は「社会の問題は自分の問題、と捉えることはでき ていなかった」と気づき、世界の飢餓について問題意識を持つきっかけになったようでした。この様子は地元新聞で紹介されました。
ワークショップでは、4つあるグループに1名ずつ海外メンバーが加わり、生徒たちと議論