自分たちが実施するワークショップ教材のメッセージカードについて説明を受ける
大学生や高校生に、飢餓や食料問題について学んでもらい、学校やイベントなどで広めてもらおうと、ファシリテーション研修“学ぼう! 伝えよう! 世界の「食料問題」”の1回目を、8月4日に実施しました。参加者は、高校生2人に大学生2人。いずれも日頃から問題意識を持ち、「飢餓の解決のために何かしたい!」と高い意欲を持って集まった人たちです。
この日は、自己紹介に始まって、飢餓の現状について伝えながら、「なぜ世界の9人に1人が食べられないのか」「それに対してできることは何か」「若者が伝える意義は」など議論をしました。バングラデシュの同世代のYEHメンバーのメッセージ動画を観たときには、現地で飢餓をなくすために頑張っている青少年の姿が心に強く残ったようでした。次に、メッセージカードを使ったワークショップ“「いただきます」と「ごちそうさま」をありがとう”を体験。意見を発表し合うなかで、お互いの理解を深めることができました。その後、自分たちのこれまでを振り返りながら、自分の強味や弱み、周りの環境などを分析し、いつ、どんな機会にワークショップを実施できるか、計画を立てました。4人とも、人前で話すことには抵抗がなく、「フェアトレードカフェを開催するなどしながら、最終的に100名に伝えたい!」など意欲的で、学校やHFWの活動説明会でワークショップを実施する計画ができました。
次回は、新メンバーも加わって、どうしたら効果的に人に伝えることができるのか、昨年度の参加者の体験も聞きながら、実践に向けた研修を進めていく予定です。
ワークショップを体験して感じたこと、考えたことをまとめながら模造紙に書き出す
自己分析をしながら、ワークショップの実施方法を考える
参加者の声
参加者のみなさんといろいろな意見が交わせて、とてもよかったです。自分のファシリテーションへのモチベーションにもつながりました。
食を通じて、人は物理的に満たされるだけではなく、その場の空間、心までも満たしてくれることを実感しました。また、1日中食べものに苦労する人たちへ思いを馳せよう、という意識が芽生えました。