キャンペーン期間中には毎日20名前後のボランティアさんが活躍。年代、性別もさまざま
取材・執筆:広報担当インターン 内海麻奈美
書損じハガキ、外国紙幣などを集めて換金し、飢餓をなくす活動に役立てる「書損じハガキ回収キャンペーン」。今回で12回目を迎え、事務所には毎日たくさんの回収物が届いています。みなさんのご協力のおかげで、1月から3月末までで換金額が約5400万円にもなっています。
回収物にはいろいろなものがありますが、それらが換金される方法もさまざま。書損じハガキは、郵便局で切手に交換してもらい、それを金券ショップで換金して1枚42円に。使用済みのディズニーパスポートは、ヨーロッパの愛好家向けにベルギーの業者に引き取ってもらい、5枚で8円に。ひとつひとつは小さな金額の回収物が集まって1億円を超える資金になるのですから、まさに「ちりも積もれば山となる」ですね。
そして、このキャンペーンに欠かすことができないのが、カウントボランティアのみなさんです。毎日山のように届く回収物を仕分けて数える作業を担当しています。年々ボランティアさんも増え、今年は昨年までの200名に加えて、新たに30名の方が登録してくだいました。「ハガキに応援のお手紙が添えられていることも多く、たくさんの思いやりに囲まれての作業にやりがいを感じます」「自分の都合にあわせてボランティアができところが続けやすい」という声も。学校帰りや、仕事後、または休日に親子で、と空いた時間に参加してくださっているようです。
キャンペーンは5月末まで続きます。「カウントボランティアをしてみたい」など、お気軽にお問い合わせください。なお、キャンペーン期間外も回収物の送付を常時受け付けています。みなさまのご協力をお待ちしています!
全国から寄せられる書損じハガキが入った封筒の山。1日に2000通が届くことも!
参加した方のコメント
家から近くていいなと思い、ボランティアを始めました。初めはどんな団体だろうと心配していましたが、職員のみなさんが名前を覚えてくれますし、ボランティア同士も初めて会う方とでも挨拶をきちんとしており気持ちよく過ごしています。それに、HFWが日本ファンドレイジング大賞2012を受賞されたことで、HFWはどんな団体だろうと心配していた夫も安心したようです。(主婦)
回収物を開封する作業をしているのですが、20年前の記念切手やハガキなどをたくさん見ることができ、楽しいです。オリンピック記念や式典記念の切手など歴史を知ることもできます。また、大切にしていた切手を送ってくださったんだなと感じて、自分も頑張ろうと、ポジティブな気持ちになります。(会社員)