世界地図の上で、各国になりきって活発に意見を交換
9月5日、東京・港区のキッコーマン株式会社本社にて、親子で体験できる「食&国際貢献ボランティア」が行われました。これは、同社がハンガー・フリー・ワールドと協力し、「食」を通じて世界への興味・関心を深めることを目的として主催したチャリティイベント。この日は、17組の親子が参加しました。
まず、みんなでアフリカ料理づくりを体験。子どもたちは、見慣れない料理に興味津々の様子。ウガンダの主食「マトケ」をつくろうと、青バナナを蒸してつぶす作業に熱心に取り組んでいました。続いて、料理が蒸し上がるのを待つ間にエンディング・ハンガー・ゲームを実施し、会場は大盛り上がり。大きな地図の上で12の国や地域に分かれ、現実の世界と同じ不平等な比率に配分されたおもちゃの食べ物やお金、軍事力などのカードを他の国と交換しあい、飢餓のない平等な世界を目指しました。ゲームの時間が短く設定されているのは、現実の世界で起こっている飢餓に迅速に対応する必要があることを理解してもらうため。参加者は、思うように支援が進まないなど、世界の現状を体感することができたようです。
最後は待ちに待った食事タイム。子どもたちは、自分たちでつくった料理をおいしそうに食べていました。 閉会式では、主催スタッフの社員の方から「みんなにはたくさんの未来があるので、今日のことを忘れず、国際社会で活躍できるようになってください」とのメッセージも。楽しいイベントを通して、世界がぐっと身近に感じられた1日となったようです。
なお、この日の参加費合計1万7000円はすべてHFWに寄付され、活動国での自立支援に役立てられます。
どんな味かな? 自分でつくったウガンダの主食「マトケ」を味わう
参加者の声
貧しい国に行ったことがあり、そこで感じたことを子どもにも伝えたいと思って参加しました。料理をつくったり、ゲームをしたり、最後はおいしい料理も食べられて、よかったです。楽しく子どもと一緒に世界の現状を理解することができました(30代・女性)