太陽光パネルや蓄電装置を設置した小学校
小学校設備改善
ウガンダ全土で電気が使える世帯は12%。農村部ではわずか4%に過ぎません(在ウガンダ日本大使館データ)。大半の家庭では安価なパラフィンのランプを使っていますが、暗くてススが多く出るのであまり役に立ちません。
HFWの活動地、トゥンバリ・ルウェンウェデ区のルウェンウェデ村にある名古屋瑞穂ロータリークラブ記念小学校にも電気が引かれておらず、天気が悪い日や夕方には、教室内が暗くて黒板が見えにくい状況でした。
そこで、2010年5月に太陽光発電装置、蓄電装置や省エネ電灯を設置しました。設置されるとすぐに、小学校卒業試験を控えた最高学年の7年生の生徒たちは、保護者の指導のもと、教室を臨時の寄宿舎にして夜間勉強をはじめました。その後、11 月に行われた卒業資格試験で優秀と優良の成績を収めた生徒の人数が増えるなど、成績が目に見えて向上しました。
また先生からも、教室に残って翌日の授業の準備が十分にできるようになり、テストの採点もしやすくなったと好評です。
今後は地域住民の集まりやイベントなどにも使用される予定で、集会所としての役割も期待されています。
電灯のついた教室
Message from Uganda
生まれて初めて、電球の光の下で勉強することができて誇らしく思います。今までは家でパラフィンのランプの明かりで勉強していましたが、煙で眼が痛くなりました。パラフィンを買うお金がない時もあり、そんな時は夜教科書を読むことができませんでした
ムクエ・ダン君(名古屋瑞穂ロータリークラブ記念小学校7年生)