【事務局長会議2012】通訳は21歳

2012年05月14日

【事務局長会議2012】通訳は21歳今日の議題は各国の2011年度各国行動計画の進捗状況の報告がメイン。各国の事務局長が開発、啓発、アドボカシー、青少年育成の4分野(日本は開発の代わりに組織運営)で、昨年度の事業の成功例と、うまくいかなかった例を発表し、みんなで共通する原因を分析しました。停電で天井のファンが止まるとエアコンのない会議室の中は一層の蒸し暑さ。議題も難しく、終わった後は全員ぐったりしてしまいました。

そんな会議では、英仏日の3ヵ国語が飛び交い、英仏両方できるバングラデシュ人通訳が活躍中です。その1人P君は、まだ21歳の学生。会議では普段は使わない専門用語も多く出てくるので、彼は自分が通訳していない時も熱心にメモを取り、通訳の質を上げようと努力しています。ダッカ育ちの彼にとっては農村での生活も初めてで、とても良い経験になったよう。優しく控えめで細やかな心遣いができる彼は、各国事務局長、日本人職員、バングラデシュ支部職員にも大人気で、ソメさんなどは「マイブラザー」と呼んでいます。私も「こんな息子がいたらいいだろうな」と思いました。

本部ウガンダ支部担当職員:吉田千代子

【事務局長会議2012】勇気の歌声

2012年05月13日

【事務局長会議2012】勇気の歌声夜は、HFWが支援する有機農業組合の会合に参加し、共同貯蓄の仕組みや組合の今後の計画を披露してもらいました。その後は、組合メンバーが準備したカルチャープログラム。楽器の得意な住民が演奏したり歌ったり、HFWの男性職員が女装して踊ったり。アフリカの事務局長たちも一緒になって踊りに加わってくれ、とても楽しく過ごしました。

なかでも私が一番驚き、うれしかったのは、ボダの事務所で働く2人の女性職員が「私たちもステージで歌いたい」と言いだしたこと! バングラデシュではこんな時、表舞台に立つのは男性ばかりで、女性は大抵後ろの方で見ているだけです。でもファトゥさんが陽気に踊っているのを見て、勇気づけられたようです。2人のつたない歌を力づけるように、その場にいた日本人とバングラデシュ人、そしてファトゥさん、女性たち全員がステージに加わって大きな声で歌いました! この夜のことは、HFWの女性たち全員にとって忘れられない思い出になるでしょう。

バングラデシュ支部プログラム・ディレクター:アンジュマン・アクター

【事務局長会議2012】各国の知恵を分け合い……

2012年05月13日

【事務局長会議2012】各国の知恵を分け合い……午前中、今後のHFWのアドボカシーをどのように行っていくか話し合った後、午後はボダで私が特に力を入れている事業、母と子のヘルスケアセンター(MCC)の視察です。CREN事業を行うブルキナファソのソメさん、母子保健センターを運営するベナンのファトゥさんからは、新たな視点で意見をもらえるのではないかと期待していました。

ファトゥさんは、「検査室が狭く、診察台も小さいので、妊婦が圧迫感や不安を感じるのではないか」と指摘してくれました。ソメさんも熱心にたくさんの質問をしてくれ、思春期の女の子と若い母親たちが女性の身体や健康について話し合う毎月のワークショップを知り、「ブルキナファソでもできないか考えてみたい」と言ってくれました。良いことは取り入れようという柔軟な考えに感銘を受けました。

その後、MCCのスタッフと課題や今後の計画を話し合ったところ、今までにはなかったような意見が自発的に出てきました。たとえば、MCCの診療や催しについて、院内外に掲示版を出そうといったことです。海外の事務局長たちの指摘や熱心に質問する様子に刺激を受け、スタッフたちも改めてMCCの運営を客観的に考えてみたからだと思います。ぜひ、こうした意見を今後の運営に活かしていきたいです。

バングラデシュ支部プログラム・ディレクター:アンジュマン・アクター

【事務局長会議2012】バングラデシュの食育事業からヒントを得て

2012年05月12日

【事務局長会議2012】バングラデシュの食育事業からヒントを得てボダに着いて初めてのフィールド視察の日です。私の名前「ファトゥマ」と、本部職員の西岡さんの「ニシ」、(土橋)るみさんの「ルミ」は、バングラデシュではとてもポピュラーな名前だそう。イスラム教徒の私は特に、イスラム教徒が多い村を訪問するたびに手厚い歓迎を受けました。言葉が通じなくても分かり合ったり、一緒にコーランを読んだり、宗教は国を超えて人と人をつなぐと感じました。

今日はシェルケルパラ村の女性グループ、「笑顔の女性賞」を受賞した女性が経営する茶店、家具づくりの事業をはじめた女性の家、そして食育事業の現場を訪問。中でも栄養改善を目的とした食育プログラムは、ベナンで行っている栄養改善事業の大きなヒントになりました。ベナンでは月に1回、栄養改善食を提供しているにとどまっているため、子どもの回復が遅いのです。バングラデシュでは、いくつかグループに分かれて週5日、集中的に改善を行っています。短期間に一定の結果を出しているバングラデシュの事例を参考に、帰国後にスタッフと戦略を見直したいと思います。

ベナン支部事務局長:ファトゥマトゥ・バトコ・ゾス

【事務局長会議2012】食料への権利を理解する意義とは

2012年05月11日

【事務局長会議2012】食料への権利を理解する意義とは今日は、各支部の事務局長たちに向けて「食料への権利」の研修を行いました。目的のひとつは、事務局長たちに、HFWの活動の基礎になる「食料の権利」について、体系立てて学ぶ機会を提供すること。もうひとつは、今後、各国の活動地の住民向けに、この権利を分かりやすく伝えるツールを作るにあたり、事務局長たちの意見をもらうためです。

4時間の研修を終え、こんな素朴な質問が出ました。「住民に食料への権利を理解してもらう意味は?」。確かに、ほかの権利、たとえば「子どもの権利」や「女性の権利」などは、地域の人々が意識をすると、大きく状況が改善されます。しかし、食料への権利、つまり食べることは、より人間の基礎的な欲求をそのまま表したもの。住民たちが食料への権利を理解したところで、食料が出てくるわけでも、食べられるようになるわけでもありません。国や地方行政がすべての人にその権利があることを認めるよう訴え、政策を変えることが、必要になわけです。そう考えれば、極めて自然な質問でした。

「以前、住民と一緒に行政に対する政策提言をしても何の変化も起きなかった」という意見もあり、どんなプログラムやツールを作るかを、改めて考えようと思った一日でした。

本部事務局長:渡邉清孝

飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールドのプロフィイール

ハンガー・フリー・ワールド(HFW)は、アジア・アフリカで地域の住民と協力し、飢餓のない地域づくりを行っている国際協力NGOです。

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