NGOスタッフ日記

34年越しの開発途上国支援

2011年05月21日

休職中で時間の融通がきく私が、親戚である職員の甲野さんからアルバイト急募と聞いて、書損じハガキ回収キャンペーンの荷物の仕分け業務を始めたのは2月。毎日1000通を超える荷物に埋もれるといっても過言ではない3ヵ月でしたが、荷物と一緒に、全国のみなさんからの様々な思いを受け取っているんだと感じています。?

学生時代に開発途上国の経済協力に興味を持っていた私ですが、卒業後に就いた仕事でそれを意識することはほとんどありませんでした。ところが今回、事務所の本棚で、34年前に執筆した卒業論文の参考文献と再会したのです。いま、毎日の地道な仕分けを通じて飢餓の解決に一役買っていると思うと、以前の仕事場では感じることはできなかった「人のために働いている」という誇りを強く感じます。

回収アルバイト：土橋（誠）

停電と命

2011年05月17日

計画停電を避けるための節電が奨励され、「節電ビズ」の商品が販売されるとの報道を目にしました。こうした不安定な電力供給は珍しい日本ですが、多くの開発途上国では日常茶飯事です。ウガンダでも電力需要が伸びているものの、発電が追いついていません。日本の計画停電のように、どの地区で何時から何時まで停電がありますというような連絡は一切なく、いきなり電気が切れます。時には、それが生死を分かつことも。最近、ウガンダの知人夫妻に生まれた赤ちゃんの健康状態が思わしくなく、保育器に入っていましたが、停電が起こったことで亡くなってしまいました。悲嘆にくれる二人に、慰めの言葉もありません。

東日本大震災、そしてウガンダでの出来事。あらためて、電気を大切にしたいと感じています。

ウガンダ担当職員：吉田

映画から学ぶ、飽食と飢餓のつながり

2011年05月13日

『フードインク』と『ありあまるごちそう』という2本の映画を観ました。前者はアメリカを、後者はヨーロッパを舞台に、食べ物がこんなにも安く手に入るのはなぜか、その裏側には何があるのかという問題に迫ったドキュメンタリーです。どちらの作品も食料を生産・加工・廃棄する映像や、安全性やおいしさを無視して食料が扱われていることを嘆く人々の言葉がありのままに映されていて、心が痛くなる場面がたくさんありました。

特に『ありあまるごちそう』はヨーロッパの飽食や食料廃棄と、飢餓とのつながりが主なテーマ。日本に住む私たちにとっても決して他人事ではない問題なので、私もひとりの消費者として何をしなくてはいけないかを、あらためて考えさせられました。

国内事業担当職員：儘田

イベント初参加！

2011年05月10日

先月、「神楽坂チャリティ★ナイト」の取材に行ってきました。インターンを始めて1ヵ月あまりのこの日、ハンガー・フリー・ワールドが関わるイベントに初参加。東京でも余震が続いていたにもかかわらず、たくさんのお客さんが来店してくれました。2008年にこのイベントが始まって以来、2番目の売り上げを記録したそう。気軽に参加できる雰囲気が、遊びに来てくれた友人にも好評。僕も取材を終えたイベント後半は、料理＆おしゃべりを存分に楽みました。

また、今回の寄付はアフリカ支援だけでなく、東日本大震災の復興活動を行うNGOにも寄付されました。いろんな形の支援があることを体感。僕自身、今月下旬にインターンのお休みをもらって、ボランティアとして被災地に行こうと思っています。

>> 当日の様子はこちら
>> 毎月第二火曜開催！　今月のチャリティ★ナイトは、今日18：30?です

広報インターン：大野

「みんなで食べる幸せ」を実感

2011年05月06日

2月のある日、出勤している職員・インターンで一緒に事務所内で「さんまランチ」をしました。いただきものの缶詰を食べようということで名づけたこのイベント、この回は私と廣岡さんが調理担当。ごはんや副菜は各自で持参です。家で調理してきた肉じゃが、牛肉とまいたけの炒め物のほか、事務所のトースターでイタリア風さんまのオーブン焼きをつくり、白菜1/2玉をレンジでチンして一緒にいただきました。簡単レシピばかりでしたがテーブルの上は超豪華。みんなでそろっていただいたランチは、もちろんおいしかったですよ。

食べながらのおしゃべりがいい調味料になったみたい。「みんなで食べる幸せ」を味わいながら、素敵なコミュニケーションタイムでもありました。缶詰は食べ終わってしまったけれど、次はいつかな？

会員寄付者担当職員：御厨