「世界食料デー」月間のプレイベントで、飢餓や食料問題の解決のために自分ができることを話し合いました : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート 日本

2018.07.12 日本

「世界食料デー」月間のプレイベントで、飢餓や食料問題の解決のために自分ができることを話し合いました

定員を超える27名が参加。30秒の自己紹介タイムで和気あいあいとスタート

6月22日、10月の「世界食料デー」月間のプレイベントとして“「ゼロ・ハンガー」にむけたアクションを考えよう”をHFW事務所で行いました。中学生から社会人までさまざまな方が集まり、飢餓や食料問題の解決に向けて行動するために「私たちには何ができるのか」を考えました。

前半では10月の「世界食料デー」月間についてHFW職員の儘田が紹介しました。「飢餓や食料問題を認識し、声をあげて行動することが当たり前の社会になるには、共感の輪を広げることが大切」「“機会とつながり”を生かせば誰にでも行動することは可能。100人が行動すれば、100通りのアクションが生まれる」と伝えると、参加者のみなさんはうなずき、メモを取りながら真剣な様子で話しを聞いていました。

後半では「世界食料デー」月間に向けて自分ができること、食料問題の解決に何ができるかをグループごとに考えていきました。参加者は食品メーカーで働いている方や飲食でアルバイトをしている学生、教員の方など職業も年齢もさまざまな方が集まっています。そのためグループ内の意見も実に多様でした。「食事を残さないよう周りの人と助け合う」「実際の数字を通して現実の深刻さを伝える」「収穫量が多いときには食品を加工品や保存食にする」など、とどまることなく話し合いが行われていました。

「食」は誰にでも身近なテーマだからこそ、驚きや笑いもありながら、世代を超えて白熱した話し合いになりました。「10月までにイベントがあったらまた参加したい」「SNSを使って呼びかけていきたい」と食料問題の解決に向けて動き出す第一歩になったようです。

普段なかなか関わらない方とも、「食」についての問題意識を通じて同じ思いを共有。会社員、学生などそれぞれの目線で話し合った

中学校で働いているのですが、生徒たちに食体験の共有を通して残さず食べることを伝えていきたいと思いました。また中学校の給食委員で10月に「世界食料デー」月間のポスターを作ったり、給食中に放送でお知らせしたりして、飢餓や食料問題を知ってもらって宣伝していきたいと考えています。

飲食店のアルバイトで食料廃棄を見て「もったいないな」と思っていたのですが、その気持ちや考えを同じ問題意識の人と共有できてうれしかったです。話し合いでは自分が思いつかない発想も聞けました。「世界食料デー」月間には食料問題を身近に感じてもらうようSNSを使って広めていきたいです。

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