地域のお手本になった女性に賞を授与。彼女達の活動の強化とメディアによる拡散が実現しました : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート バングラデシュ

2020.05.01 バングラデシュ

地域のお手本になった女性に賞を授与。彼女達の活動の強化とメディアによる拡散が実現しました

 

有機たい肥を作って販売しているファテマ・べグムさん

2019年11月にボダ郡とカリガンジ郡で、自分自身の努力によって地域のお手本となる優れた活動をした女性を5名ずつ選出し、ハンガー・フリー賞を授与しました。審査は、政府の公的サービス提供部門担当、ジャーナリスト、区議員、地区の住民リーダーに依頼。選考基準は、自らの力で「食料への権利」を実現しようと努力している女性、他の女性の人生を変えるよう励ますことのできる人、食料確保と栄養改善のために働き社会に良い影響を生み出すことができる人などです。こうして選ばれた10名の女性のなかには、最も貧しく支援が必要な女性ということで事業の対象者になっていた7名が含まれています。受賞者たちが食料摂取と収入向上のために努力している姿は、テレビでも報じられ多くの人々の目に触れる機会になりました。

授賞した彼女たちは賞金の5000タカ(約6300円)を活用し、「食料への権利」を実現するために使用しています。HFWが賞を授与した女性たちのその後の活動をご報告します。

ファテマ・べグムさん(カリガンジ郡)
村の女性グループのメンバーで、グループで貯金をしていましたが、数年前にそこからお金を借り、牛糞を使った有機たい肥づくりをしていました。2頭の牛を飼い、作ったたい肥は175個のボウルに収められており、これを販売して生計を立てています。今回の受賞をきっかけに、たい肥を保管している場所に屋根を作りました。雨風がしのげるので、肥料の品質が安定しています。さらにたい肥の量を増やそうと奮闘中で、同じグループの女性たちも、彼女に励まされています。

シャルミン・スルタナさん(カリガンジ郡)
以前150羽の鶏を飼っていましたが、賞金でさらに1000羽以上のヒナを購入しました。彼女は村の若者たちにヒナの育て方を教え、2/3のヒナを賃金を払って若者たちに育てさせています。若者たちは養鶏の知識とスキルが身につくと同時に、収入も得られます。シャルミンさんは1か月あたり4000~5000タカを得ており、さらに収入が増えることが期待できます。

レクソナ・べグムさん(カリガンジ郡)
彼女は食料品店を営んでいますが、悩みは収益性の低さでした。身体を壊してしまい、その治療のためにお金が必要で、十分な資金をお店に充てることができなかったからです。今回の賞金を、商品の仕入れに活用しました。お店が軌道にのることが期待できます。

ほかにも、牛を購入して牛乳を販売して収入を得られるようになった女性、土地を借りて野菜を育てるようになった女性、家庭の衛生環境を改善するためトイレや井戸を作った女性など、さまざまな工夫をして生活を改善する努力を自ら行っています。

若者たちにも養鶏を教えているシャルミン・スルタナさん

食料品店を営むレクソナ・べグムさん

私はたい肥の作り方や野菜の栽培法など、HFWから安全で健康的な生活を送るための方法について学びました。家族の面倒を見ることができるように、資金を増やす必要があります。私は幸せになるために一生懸命働くことを選びました。これまで貧困のために私がしなければならなかった苦労は少しずつ減ってきています。自分の人生の困難を乗り越えるために、貧困を克服できることを願っています。

ファテマ・べグムさん(カリガンジ郡)

私はHFWから習ったことや知識を私自身が変われるように使っています。以前は快適でなかった家の環境を整え、野菜を育てています。私が育てた野菜はとてもおいしいのです。私は夫が市場で食料を買ってくるのを待つ必要がなくなりました。畑でさまざまな種類の食物(野菜、フルーツ、豆など)が収穫できるようになったからです。また、鶏の予防接種について習ったので鶏が病気で死ぬことがなくなりました。卵がとれるので家族に食べさせることができます。時々鶏のヒナを育てて売ることもできます。夫は私のやることにとても満足しています。私たちは以前より生活がぐっと楽になりました。

ジャミラ・カトゥン(ボダ郡)

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