
新しい井戸で水汲みが楽に! ポンプを押す力が弱くても大丈夫
井戸修繕
2011年度は、活動地4ヵ村でそれぞれ1基ずつの井戸を修繕しました。どの村も井戸の数が足りず、毎日、長い列ができていましたが、井戸が増えたことで待ち時間が短縮。水汲みをするお母さんや子どもたちは、家事や勉強に使える時間が増えました。また、ひとつの井戸をみんなで酷使することがなくなり、壊れにくくなります。
6月にピシ村で修繕した井戸は、HFWが給食事業を行う小学校にあるもの。これまでは、約1キロも学校から離れている、村でたったひとつの井戸へ水汲みに行かなければならず、300名以上の給食をつくるため、生徒たちが毎日何度も往復していました。
住民も生徒たちも井戸の修繕を待ちわびており、工事には20名以上が資材運びなどにボランティアで参加。1週間で修繕を終えることができました。
井戸は、住民たちから選ばれたメンバーが管理。ピシ村では12名の管理委員が、油をさすメンテナンスや井戸の周りをきれいに保つ衛生管理を行っています。また、住民たちから任意で積み立て金を集め、井戸が故障したときの修理代として貯蓄しています。(ブルキナファソ支部担当職員:土橋るみ)
早く使いたい! 子どもたちも工事を見に集合
囲いを作り、井戸の周りもきれいに使えるよう整備
「井戸の大切さは、みんなが分かっています」
井戸の大切さは、みんながわかっています。
イルブド・ティガさん (62歳・ワムテンガ村女性協同組合の代表)
ザングレ・ラザさん(47歳・ピシ村の井戸管理責任者)