修繕したばかりの井戸に集まり、使い勝手を確認
井戸修繕
HFWの活動地域では、住民の人口に対して安全な水を供給する井戸の数が足りていませんでした。そこで2009年度に近隣の村に1基の井戸を設置しました。この地域では飲料用に適した水を得るには、60m以上掘り下げて水源を探さなくてはなりません。重機を用いての工事になるため、約123万円(※)かかりました(事業管理費を除く)。
一方、他の村では、使われていない井戸が多くあります。そのほとんどが水が枯れたわけではなく、水をくみ上げるポンプや水の通るパイプが壊れてしまっているために使用されていませんでした。それらの修繕と整備は、井戸を設置する費用の約1/3で行うことができます。HFWは2010年4月に、ゴムトアガ村とピシ村で計2基の井戸を修繕しました。
パイプとポンプを取り替えるだけでなく、水汲みしやすいように井戸の周囲を整備。こぼれた水を集めて、家畜の水飲み場として利用できるようにしました。これらの整備は、ボランティアとして多くの住民が参加。「今まで使えなかった井戸が、使えるようになり、遠くまで水汲みに行く必要がなくなってうれしい」との声が聞かれました。
※2010年9月1日の掲載時点では、新しい井戸の設置費用が約31万円となっていましたが、正しくは約123万円です。訂正とともに、謹んでお詫び申し上げます。(2010.09.10)
幼い子どもたちも建設の様子を見学
パイプとポンプを新しいものに交換