コットンCSRサミット2011、人と地球にやさしいコットンとは? : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート 日本

2011.06.02 日本

コットンCSRサミット2011、人と地球にやさしいコットンとは?

HFWの渡邉事務局長(左)もパネリストとして登壇しました

5月10日、東京・港区の日本財団ビルで「コットンCSRサミット2011 ~人と地球にやさしいコットンとバリューチェーンを考える~」を開催しました。5/10=コットンの日にちなんで行われ、平日にも関わらず繊維・アパレル業界、NGO関係者から学生まで90名以上が参加しました。

私たちの衣料品には欠かせない存在である一方、アフリカや南アジアといった生産地で農薬による健康被害、児童労働など様々な課題を抱えるコットン。サミットではまず、「人と地球にやさしいコットンの普及」をテーマに、商社やアパレルメーカーの有機農法で栽培されたオーガニックコットンによる商品開発の取り組みが紹介されました。

さらに後半、イベントの主催団体でもあるリー・ジャパン株式会社、(特活)ACE、そしてHFWが登壇。リー・ジャパンは、ウガンダ産オーガニックコットンのデニム製品の売り上げの2%を、HFWが行うウガンダでの井戸建設に寄付しています。これについて、HFW事務局長の渡邉清孝は、NGOは寄付をいただく一方で、その企業活動が公正・公平かをしっかりとチェック、提言していく役割を持つことを強調。2010年12月には、ACEが監査役となって3者でウガンダのオーガニックコットンの生産現場をチェックし、児童労働がないことを確認したことなどを紹介しました。

参加した学生からは、「企業とNGO、さらに学生も巻き込んで何かできますか?」といった質問が出るなど、講演後の意見交換も活発に行われ、サミットは幕を閉じました。 (2011.06.02)

コットン産業に様々な形で関わる企業、NGO関係者が次々に登場

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