WORLD FOOD NIGHT2020を開催。全3回で「食」を多面的に考える機会に : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート 日本

2020.11.20 日本

WORLD FOOD NIGHT2020を開催。全3回で「食」を多面的に考える機会に

第1回:持続可能な食料生産に向けて

「世界食料デー」月間のイベントに551名が参加。「食」をさまざまな視点で考え、行動するきかっけづくりを行いました

 

世界の食料問題に興味がある人や、解決のために行動したい人を対象にしたトークイベントWORLD FOOD NIGHT2020。ハンガー・フリー・ワールド(HFW)が事務局を務める「世界食料デー」月間2020の主催で開催しました。発表された事例を自分でもやってみたいという声もあがり、行動に取り組むきっかけになっています。

6年目となる今年のWORLD FOOD NIGHTは、今年の「世界食料デー」のテーマである「育て、養い、持続させる。共に。(Grow, Nourish, Sustain. Together.)」に沿って「生産」「栄養」「食品ロス」に焦点を当て、10月2日、9日、23日の3夜に分けて開催となりました。23日は横浜市資源循環局との共催です。
また、新型コロナウイルス感染症対策として、「世界食料デー」月間では初めてのオンラインイベントとなりました。どこにいても気軽に参加ができるオンライン開催だったこともあり、のべ551名というたくさんのご参加をいただきました。

第1回:10月2日(金)/テーマ:持続可能な食料生産に向けて(参加者数:173名)
最初に情報提供として国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所の田村萌々花さんから世界的な食料生産を取り巻く課題を共有いただきました。
そのあと3名のスピーカーが登壇し、まず、「朱鷺と暮らす郷認証制度」をつくり、トキが生きられる自然環境だからこそ経済的に成り立つ農業の在り方を模索してこられた新潟県佐渡市の渡辺竜五市長と、次に、「小学生のなりたい職業1位を農家にする」を目標に農業プロデューサーとして”マルシェ”を開催している株式会社AgriInnovationDesign代表取締役の脇坂真吏さん、そして非農家出身からの新規就農者として東大阪市で農業に挑戦している瀬利由貴乃さん、の3名のスピーカーがそれぞれの取り組みについてご紹介くださいました。

第2回:10月9日(金)/テーマ:栄養不良の解消に向けて(参加者数:163名)
最初に情報提供として国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所の田村萌々花さんから世界的な栄養不良の状況や課題を共有いただきました。
そのあと3名のスピーカーが登壇し、まず、全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長の湯浅誠さんがこども食堂の取り組みを、次に、食支援ネットかながわ代表の栗城昭司さんはフードパントリー(食品無料配布)・フードドライブ(食品を集める)の活動について、そしてHFW海外事業担当の寺尾美菜子はバングラデシュで実施している栄養改善プロジェクトについて紹介しました。

第3回:10月23日(金)/テーマ:食品ロス削減に向けて(参加者数:215名)
最初に情報提供として国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所の田村萌々花さんから食料ロス・廃棄の状況や課題を共有いただきました。
そのあと3名のスピーカーが登壇し、まず、横浜市資源循環局との食品ロス削減プロモーション協働事業を横浜メディアビジネス総合研究所コーディネーターとして取り組む五十嵐洋志さん、次に、社会貢献型フードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI」の関藤竜也さん、そして、株式会社セブン&アイ・ホールディングス サステナビリティ推進部担当で、京都大学在学中にFAOと京都大学との協働プロジェクトに取り組まれた、京都大学大学院総合生存学館総合学術博士の野村亜矢香さんの3名のスピーカーがそれぞれの取り組みについてご紹介くださいました。

 

▼詳しいトーク内容は、「世界食料デー」月間のウェブサイトのイベントレポートをご覧ください。
第1回(https://worldfoodday-japan.net/event/report/3812/
第2回(https://worldfoodday-japan.net/event/report/3913/
第3回(https://worldfoodday-japan.net/event/report/3960/

第2回:栄養不良の解消に向けて

第3回:食品ロス削減に向けて

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