結果報告の表に書き込む生徒
HFWはこれまでも多くの学校や団体を訪問し、講演や様々なプログラムを行っています。2月28日は市ヶ谷の東京家政学院中学校に招かれ、エンディング・ハンガー・ゲームを行いました。このゲームは、世界の現状を学び、飢餓のない世界を創るためにどう協力しあうか体験するもの。参加したのは中学3年生122名。2組に分かれ1時間半づつ行いました。
まず、国や各地域ごとのデータを元に人口の割合を出し、大きな世界地図の上に分かれて座り、各地域にはお金、食料、軍事資金、乳児死亡率、マスクが置いてあり、これは現状を示します。マスクは識字できない人々を表し、学ぶためのお金を払うまで発言権はなし。世界中から飢えをなくし、みんなが健康で平和に暮らせることを目標とし、ゲームはスタート。
最初の10分間では、軍事資金をお金に交換し食料を買い、マスクをなくすために動く生徒が多かったのですが、アフリカの生徒からは「お金が足りないから、なかなか良くならない」との声が。すると、余分にもっている地域からは「いっぱいあるからおいで!」と積極的な支援の声がかかると、国連から感謝状が渡され、他の地域の生徒も次々と動き始めました。また、十分すぎる支援が集まったアフリカが、他の貧しい地域を支援する様子も。
よりよい世界を創るため、みんなで話しあいながら支援し行動する姿には先生方も絶賛。総合学習の最後の授業で、このような体験ができたことは喜ばしいという声も寄せられました。
ゲームで使った地図、お金、食料など