ヒントをもらいながら、正解の写真を探す
4月23、24日に東京・代々木公園にて、「アースデイ東京2016」(主催:同実行委員会)が開催され、2日間で約11万人が来場しました。今年のキャッチコピーは「アースネイティブ宣言!」。アースデイの理念である、『愛と平和』に基づいて行動できる人になろう、という意味が込められています。HFWも飢餓問題を一人でも多くの人に知ってもらい、解決のために行動をおこしてもらおうとブースを出展しました。
アースデイの来場は家族連れが多いため、子どもたちにもわかる活動国に関するクイズを用意。バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダの「国旗」、「伝統料理」、「民族衣装」を、用意した写真の中からヒントを元に当ててもらいます。ブースの壁に貼られたパネルをめくると正解の写真と解説文のほか、その国の抱える課題やそれを解決しようとするHFWの活動についても紹介しており、参加者はじっくりと読んでいました。参加者からは、HFWの活動や、飢餓について質問される機会が多くあり、クイズが関心を持つきっかけになったようでした。
今回の企画は、2ヵ月前から、卒業生を含むインターンやYEHなど5人からなるボランティアチームが力を発揮。アイデアを練り、準備を進めてきました。その結果、家族連れを呼び水に、大学生や外国の方など幅広い層から関心を得て、2日間で合計250人にアプローチすることができました。
活動国の衣装を着たHFWボランティアが食事や文化について丁寧に説明
クイズで使われた「国旗」、「伝統料理」、「民族衣装」の写真。特に衣装は当てるのに苦戦する参加者が多かった
来場した方のコメント
服や食べ物の写真から、今まで国名しか知らなかったアフリカの国々の特徴をわかりやすく知ることができた。クイズが楽しかった。
アフリカというと貧困に苦しむやせ細った人々のイメージがあったが、今回華やかな伝統衣装を着ているアフリカ人の写真を見て、イメージとの差に驚いた。メディアの伝え方の違いによって、偏ったイメージが植えつけられてしまう恐ろしさを感じた。
ボランティアチームからのコメント
・子どもたちにわかりやすい説明を心がけるなかで、飢餓問題をどう伝えるか考えながら1日を過ごすことができました。 国際協力に関心をもつ高校生と話す機会があり、彼らが今後実際に活動するうえでヒントになる情報を渡すことができました。
・忙しいなか、みんな協力して、短時間で見た目もよく、楽しんでもらえる企画ができたと思います。久々にゼロから考えて作る活動に参加できて、とても良い刺激になりました。