オレンジを収穫。住民の顔に笑顔があふれる
植林
2007年から開始した果樹の植林。苗を植えてから4年が経ち、マンゴーやオレンジが実るようになってきました。木の育ち具合に差はあるものの、1本の木から100個以上を収穫をしている住民もいます。
住民たちは、イモや豆が中心の食生活を送っていますが、収穫した果物が食卓に並ぶようになり、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を取れるように。実際、病気にかかりにくくなったという声が聞かれ、体調の変化を実感しているようです。栄養バランスの大切さ実感し、庭で野菜を育て、食べるようになった住民もいます。
植林がうまくいっているのを見て、自分もHFWの事業に参加したいという住民や、近所の人から苗木を分けてもらい、育て始めた住民も増えています。一方で、指導されたとおりに育てられず枯らしてしまうなどの課題も。そこで、HFWの研修を受けた住民約100名が技術指導ボランティアとして各家庭の進捗を見守り、アドバイスするようにしています。
住民たちからは、ジュースやフルーツワインへの加工技術を学ぶ研修を受けたいといった要望も出ています。HFWでは今後、加工技術の研修とともに協同組合の結成も支援することを計画中。協同組合ができれば、収穫した果実や加工品を効率的に販売し、収入源とすることができます。(ウガンダ担当職員:吉田千代子)
実ったオレンジを家族で食べて栄養改善
自分で苗木を育てる女性。売ると1本約100円の収入に
Message from Uganda
ルイムサ・セワニャマさん(ルグジ区)