活動レポート べナン

2015.04.21 べナン

自立委員会が大臣へ提言し、予防接種再開を約束してもらいました

 

大臣(写真奥)に申し入れをする自立委員会のメンバー

母子保健センター建設・運営

ベト村の母子保健センターでは、2013年に破傷風、ポリオなどの複合ワクチン接種を始め、326名の乳幼児に接種し、病気の予防に効果を上げました。 ところが、2014年4月から、予防接種ができなくなりました。これは、国が国民のデータベース作成と管理のため、指定した母子保健センターでのみ乳幼児のデータ収集を行う方針になったためです。しかし、ベト村住民にとっては、せっかく地元で接種できるようになったのに、元の不便な状況に戻ってしまったことに。また、指定された7~8キロ離れた別の母子保健センターでは、接種者数が増え長時間待たされるうえ、センター職員も業務に忙殺されています。

本来は1年間の試験運用が、延長されたため、ベト村の母子保健センターの自立委員会は、大臣に提言を行うことに。この自立委員会は、HFW支部職員のほか、住民から選ばれた事業の担い手と各事業のモニタリング委員会の代表、幼稚園とHFWの運営する識字教室の教員など9名で構成されています。10月にアドボカシー研修を受け、これまでに幼稚園と母子保健センターの自立に向けて住民の理解を促す集会を実施してきました。 今回、提言先は本来なら管轄の保健省ですが、政府のコミュニケーション担当大臣がベト村出身だったことから、大臣に申し入れることに。状況を理解してもらいやすく政府内で実行力も持っているからです。2月に面会は実現し、大臣は、予防接種の再開に向けて早急なシステム構築とデータベース開始を約束してくれました。今後、自立委員会が定期的に大臣と連絡をとり、進捗状況を確認する予定です。

自立委員会のメンバーにとって、研修後の初めて提言に前向きな返事を獲得できたことは、大きな自信につながっています。

Message from Benin

行政に対して陳情を行ったのは、人生で初めての経験でした。私たちの願いが大臣に好意的に受け入れられ、ほっとしました。アドボカシーは、行政の力を借りないと解決できない地域のさまざまな問題を解決するために、とても重要な方法だと感じました。

ソノン・フレデリックさん(母子保健センター自立委員会代表)

事業概要:母子保健センター建設・運営

期間:2010年8月~ 対象地域:アトランティク県ゼ郡ベト村

一番近い医療施設まで7~8kmも離れているベト村では、安全なお産ができないために命を落としてしまう女性がたくさんいました。
ハンガー・フリー・ワールド(HFW)は2004年に住民と共に5年間の事業計画を作成。そこに母子保健センターの建設計画を盛り込み、2010年、日本外務省NGO連携無償資金協力の助成を受けて母子保健センターの建設が実現しました。


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