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「食料への権利」を憲法に、と記載されたバナーを持つ参加者たち
7月20~22日、YEHがパット・ドゥワの大学のグランドで、「食料への権利」について伝えるサッカー大会を開催しました。憲法改正の国民投票を2019年3月に控えているため、投票権のある18歳以上の若者に「食料への権利」の理解を促し、それが草案に盛り込まれている新憲法に賛成票を投じてもらおうと企画したものです。サッカーはこの地域でも人気のスポーツで、多くの若者が参加することが見込めます。その予想通り、YEH29名と、YEH以外の若者175名が参加しました。
YEHチームを含む8つのチームに分かれ、トーナメント形式で対戦。ハーフタイムやトーナメントのゲームの間の時間には、YEHメンバーが、「食料への権利」について解説し、いかにそれが飢餓をなくすためにカギとなり、憲法に盛り込まれることが大切かを話しました。さらに「食料への権利」を実現させるために、一人ひとりがどんな役割を担うべきなのかを伝え、YEHの活動についても紹介し、一緒に活動しようと呼びかけました。その結果、参加者のうち、63名がYEHと一緒に「食料への権利」を積極的に広めることを約束。それ以外の若者も、憲法に記載されるよう行動すると表明してくれました。
このサッカー大会のゲストにはオンデー市の副市長ディッサ・グノウモウ氏を招きました。彼は食品安全保障と栄養を担当する国会議員ネットワークの議長で、憲法承認後の「食料への権利」の実現において大きな役割を果たしてくれることが期待できるからです。また、4名のメディア関係者も招いたところ、ラジオで中継され、新聞で記事になりました。メディアを通じても、多くの人々に、今回の大会と、その目的・意義について伝えることができました。
キックオフの合図を送るゲストの国会議員ディッサ・グノウモウ氏
3日間にわたる試合で、優勝チームが決定し、「食料への権利」トロフィーが贈られた
この新しい活動は、市内で大勢の人に見てもらうことができました。多くの若者が真剣に取り組み、私たちの活動に加わってくれることと信じています。
アリ・ザブルさん(YEHメンバー)
サッカー大会は、若者たちが互いに理解し合うとても良い機会です。若者だけでなく、大人も含めすべてのブルキナファソ国民が、この「食料への権利」の憲法記載のために行動すべきです。
ディッサ・グノウモウ氏(国会議員ネットワークの議長)