イラストを使ってわかりやすく説明するYEH
8月30日から9月21日にかけて、バングラデシュのカリガンジ郡とボダ郡の10校で、50名のYEHと4名のHFW職員が、12歳から14歳の生徒たち1009名に栄養とフードロスに関する啓発イベントを実施しました。
今回生徒たちを対象としたのは、若い頃から栄養やフードロスについて知識と習慣を身に着けることで将来にわたって継続できることや、学んだことを家で親に話すことで、親の行動が変わることが期待できるからです。
50名のYEHは5名ずつ10グループに分かれて各校に赴き、次の4つのテーマで、スライドを使ってわかりやすく紹介しました。
1)栄養について知り、その重要性を認識する。
2)ビタミンと食習慣についての知識を得る。
3)家庭と学校で、衛生について気を配る。
4)フードロスを出さないようにする。
最後には評価シートを配布して、学んだことをきちんと理解できたか書いてもらいました。生徒たちは、栄養についての正しい知識を持つことがいかに大切かということや、食事や流通の過程で生まれているフードロスの現状に気づくことができたと感想を書いてくれました。様子を見に来た校長や他の教師が最後まで発表を聞いてくれる学校もありました。
今後は、学校との連携をさらに深めていくことやこの活動をほかの地域に広めていくことなどを課題として取り組んでいく予定です。
熱心に授業を聞く生徒たち
評価シートに記入