栄養バランスの大切さを若者に伝えるアニメを制作。1万人が視聴しました : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート べナン

2021.12.20 べナン

栄養バランスの大切さを若者に伝えるアニメを制作。1万人が視聴しました

   

YEHメンバーがアニメのキャラクターの声を吹き込んだ

ベナンの主要産業は農業ですが、国民の9.6%にあたる109万人が食料不安(食料の入手が困難な状態)にあります。栄養不良(充分な栄養が取れていない状態)の解決には食料を入手するだけでなく、食材に含まれる栄養の知識を得ることも重要。そのためユース・エンディング・ハンガー(YEH)のメンバーはエネルギー量を満たすだけでなく、健康に生きるために不可欠な栄養の重要性や知識を主に若者に向けて伝えています。

2021年からはFacebookでの発信にも力を入れており、農業や栄養、「食料への権利」について紹介しています。さらに多くの若者に伝えるため、オリジナルのアニメーションを制作。脚本の作成やアフレコにも参加し、SNSや若者を意識した新たな伝え方に挑戦しました。公用語のフランス語のほか現地で話されているフォン語の動画も作成。2021年12月現在、それぞれの言語の動画を約5000人が閲覧し、約50人が拡散しています。

▼YEHベナン オリジナル啓発アニメ

<Message from Benin>
食事はどんな人にとっても成長し人生を充実させるための基礎です。だからこそ、若い私たちは、地域に暮らす全ての人が栄養価の高い地元食材を確実に得られる状態をつくるために活動しなければいけないと思います。
アルメル・メイントさん(YEHメンバー)


 

Facebookに投稿されたフランス語バージョンのアニメ(2021年10月現在)

脚本の修正やアフレコのリハーサルを行うYEHメンバーとアニメーション制作者 (写真中、マスクを着用していませんが、現地政府の示す感染防止対策をとりつつ活動を継続してきており、これまでに新型コロナウイルスへの感染が確認されたYEHメンバーはいません) 

日本の若者のコメント

アニメだと言葉で説明するよりも分かりやすいし、より多くの人に伝わると思うのでとても有効な活動だと思う。また、公用語と日常会話で使われる言語の両方で作成したのもいいと思った。

YEHジャパンメンバー

日本でも多くの人に伝えられるように、アニメや動画を使った啓発をやってみても面白いと思った。

YEHジャパンメンバー

量(単純なエネルギー)だけでなく質の伝達は重要だと思います。たとえ腹が満たされても、必要な栄養素をとっていなければ、健康な生活は手に入らないと若い時から認識することが大事だと思いました。

YEHジャパンメンバー

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