憲法改正委員のアブドゥル・カリム・サンゴ氏(写真左)と面談する支部事務局長
アドボカシー活動
HFW職員が、7月15日に憲法改正委員会の委員の一人に面会し、ブルキナファソの憲法改正のタイミングに「食料への権利」の実現を盛り込むよう申し入れました。憲法に盛り込まれれば、実際に「食料への権利」を実現するために必要なさまざまな法律の整備が迅速に進むことが期待されます。 この委員会は2016年1月の新政権誕生後に憲法改正のために発足したもので、92人の委員から構成されています。面会したアブドゥル・カリム・サンゴ氏は大学教授で法律を教えており、法について造詣の深い人物です。委員は「HFWの意見に賛同します。今後HFWが行うアドボカシー活動に対しても協力をします」と約束してくれました。
また、19日にはラジオ局の番組企画の担当者とジャーナリストクラブのメンバーにも面会。メディアで「食料への権利」を取り上げてもらうよう要請しました。大勢の人々の「食料への権利」についての理解を深め、憲法に盛り込むことを世論に後押ししてもらうためです。ラジオ局担当者は、「食料への権利」を啓発する番組を検討することを約束してくれました。またジャーナリストクラブの代表者は、今後も新聞やテレビなどで紹介できるように計画を立てる、と言ってくれました。
さらに、十分な食料と栄養への権利の実現のためにブルキナファソで活動するNGOのFIAN Internationalにも面会。今後HFWがより効果的な提言を行うために必要な情報となる、「食料への権利」に関する国内および国際的な法律文書に関するデータ類やFIANの成功事例を共有してもらうことができました。
今後、機動力のあるYEHも動員して、「食料への権利」の必要性の調査や、法制化を求める国民の声を集めるキャンペーンの実施を予定しています。
持続可能な食料と栄養の安全保障のためのジャーナリストクラブで面談
ラジオ局へ「食料への権利」をテーマに放送するよう要請