活動レポート バングラデシュ

2009.06.01 バングラデシュ

学校給食を通じて、農業体験と栄養教育を行っています

   

自分たちで育てた野菜を使った給食は最高!

小学校での栄養改善および健康管理

HFWは、活動地のボダ郡とカリガンジ郡で、それぞれ一つずつ小学校を運営しています。両郡は、バングラデシュの中でも特に貧しい地域。2校に通う387名の子どもたちの多くは、1日1~2度しか食事をとれず、お米などの炭水化物に偏った食生活を送っています。育ち盛りの子どもたちにとって、こうした食生活は発育不良にもつながる深刻な問題です。そこでHFWは、2004年4月から、運営する2つの小学校で給食を提供し、子どもたちの栄養状態を改善しています。

さらに、給食を通じて、将来の生活に役立つ学びも得てもらうおうと、ボダ郡の小学校では2007年1月から特別授業を開始しました。この地域の主な仕事は農業。小学校に通う子どもたちの多くは、将来は農業に従事することになります。そこで、小学校に隣接するHFW運営の有機農業センターで、農業と栄養について学べる60分の特別授業を週1回実施。有機たい肥の作り方や、季節に応じた作物の育て方、養蜂の方法、栄養などについて講義を受けた子どもたちは、その後センターで作業を体験。採れた野菜や蜂蜜は毎日の給食に活用されています。

子どもたちは、自分たちで育てた安全な収穫物を味わうとともに、学んだ栄養の知識を、給食で感じることができます。また、特別授業で学んだことを、家に帰って親に伝える生徒も多く、家族の栄養改善にもつながっています。

カリガンジ郡でも、2010年度の有機農業センター完成後に、ボダ郡同様の特別授業を計画しています。今後は、両校で月1回実施している健康診断の結果を参考にしながら、栄養学の専門家にも相談し、よりバランスの取れた給食の提供と、特別授業の充実を図ります。

■1週間の献立
※いずれもセンターで採れた有機野菜や蜂蜜を使っています
月曜日:麺のミルク煮とお米のポン菓子
火曜日:ケチュリ(豆と野菜の炊き込みご飯)
水曜日:ご飯と野菜のおかず
木曜日:パンと蜂蜜
金曜日:(休日)
土曜日:お米のポン菓子とブラウンシュガー
日曜日:ケチュリ

特別授業で有機農業を体験

豆と野菜の炊き込みご飯「ケチュリ」は栄養満点

Message from Bangladesh

週1回の特別授業で、有機農業を勉強しています。狭い土地で一度に複数の作物を育てる方法についても学びました。お母さんは家の周りのとても狭い土地で野菜を育てているので、この方法はきっと役に立つと思います。学校で学んだことを家で話し、今度うちでもこの新しい方法を試してみることになりました。また、健康のために、安全な作物を食べることの重要性も知りました。

ラシダ・べグムさん、4年生、ボダ郡

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