合同会議の様子。住民たちと行政のメンバーが、一緒に地域改善のためのアイデアを出し合った
能力強化
HFWは2013年度に事業の推進役やウィメン・エンディング・ハンガー(WEH)、ユース・エンディング・ハンガー(YEH)、農業組合、収入創出協同組合などのメンバーたちで構成された村の開発組織を、活動するすべての村で立ち上げました。この組織は、地域の人々がNGOなどの支援組織に頼るのではなく、将来的に自分たち自身で地域の問題を解決することをめざしたものです。でも、住民たちにとって、自分たちで事業を運営していく、ということは大きな挑戦です。HFWは、まず、住民が村の現状やニーズについて意見を出し合い、話し合える場を設けるなどサポートしてきました。さらに、地域の問題解決には行政の関与が不可欠であることから、区議会との関係づくりを推進。昨年2月にハンガーフリー賞の創設を共同で行えたこと(>>詳しくは)は大きな成果でした。
また、区議会と村の開発組織が地域の自立のために具体的な議論ができるよう、合同の会議の開催を呼びかけました。その結果、6月にカリガンジ郡で初の合同会議を区議会が主導して実施することができました。この会議にはHFWが支援を行っている13ヵ村すべての開発組織から各1名、区議会員12名、ボダ郡からの区議会員2名、事業の推進役などを含む55名が参加。住民のモチベーション向上や、地域の資源の活用、リーダーシップの取り方、区議会の役割と責任についてなど議論し合い、同時にこれらに必要な能力を身につけるための研修も行いました。
その後も、これまでHFWが行ってきた村の将来について考えるワークショップを、区議会が住民を招集して実施。また、ボダ郡では10月に、カリガンジ郡では9月と10月に、2回目以降の区議会と開発組織の合同会議を行いました。さらに、10月の世界食料デーにダッカで実施した「食料への権利」研修には、村の開発組織のメンバーや事業の推進役のほか、ボダ郡とカリガンジ郡の区議会から2名ずつが参加。行政と住民が協力しあい地域づくりの主体となろうとする動きが生まれています。