住民たちの力を集めて、建設に取り組んできました
幼稚園運営
2006年3月から建設作業が続けられてきた幼稚園が、ついに完成しました。ベト村の住民達が、農作業が忙しい雨期でも朝早く起き、畑に出る前に、学校建設のために水汲みをしたり砂を運んだりと、一丸となって作業に取り組んできた成果です。2006年10月31日には、村の代表者や郡庁関係者など150名以上を集めた開園式が盛大に行われました。
今回建設されたのは1棟3教室。開園された幼稚園には、現在3~5歳の子どもたち86名が通っています。ベト村には小学校が1校しかありません。学校に通う機会が限られている子どもたちに、幼い頃から教育の場を提供することは、親や地域に教育の大切さを理解してもらい、児童労働を防ぐことにつながります。
幼稚園では、農村地域に住む子どもたちが学んだ内容を日常生活の中で生かせるような独自のカリキュラムを作成します。また、新しく雇われた先生が子どもたちの表現力を育てる授業を実施できるよう、先生への研修を継続的に提供していきます。
この幼稚園は、2005年度の連合の愛のカンパ、情報労連の組合員の方々から寄せられた書き損じハガキによる資金によって建設が実現しました。
元気よく授業に参加
手洗い指導を受ける幼稚園児たち
Message from Benin
早くから教育を受け、特にフランス語を学ぶ機会があることは、子どもたちが成長したときに大きなチャンスに繋がることでしょう。HFWのみなさんにとても感謝しています。
ベト村村長