海外支部における資金の不正流用について(2019年) : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

海外支部における資金の不正流用について(2019年)

ハンガー・フリー・ワールド(HFW)の支部であるウガンダ共和国の現地事務所のウガンダ人の前支部事務局長、職員である前出納責任者及び前事業会計責任者の3名を、資金を不正流用したとして2019年2月から6月にかけて処分いたしました。第三者である特別調査委員会により、建築費の見積もり偽造、消耗品費、燃料費、通信費の領収書偽造及び水増し請求などの手段により、適正な範囲を超える経費を本部に請求していたと認定されました。

みなさまと支援対象住民からの信頼を損ねることになりましたこと、誠に申し訳ございません。
詳細については、下記をご覧ください。

進捗状況と中期計画への統合、第三者よる確認のご報告(2022年5月31日)
適正化施策の進捗状況のご報告(2021年11月1日)
適正化施策の進捗状況のご報告(2021年6月23日)
適正化施策の進捗状況のご報告(2021年2月26日)
進捗状況に対する第三者よる確認(2020年10月20日)
適正化施策の進捗状況のご報告(2020年7月31日)
適正化施策の進捗状況のご報告(2020年4月17日)
適正化施策の進捗状況のご報告(2020年1月17日)
お詫び申し上げます(2019年10月31日)
ご報告並びに要因分析と適正化施策(2019年10月31日)
みなさまからのご意見・ご質問(2019年10月31日)
経過のご報告(2019年8月19日)
疑いの段階でのお詫びとご報告(2019年6月10日)


2022年5月31日

進捗状況と中期計画への統合、第三者よる確認のご報告

2019年10⽉末に発表した適正化施策の取り組みについて、当団体の2022年4月末までの適正化施策の取り組みについてご報告いたします。また、2022年からの中期計画は、適正化施策の取り組みを統合して管理できるよう立案しました。今後は、中期計画の進捗のご報告をもって、適正化施策の進捗となりますことをご報告いたします。​
進捗及び中期計画への統合について第三者による確認を受けました。その結果、当団体による報告事項と中期計画への統合が適切であると、確認されたことをご報告いたします。
>> 2022年4月末までの適正化施策の進捗状況と中期計画への統合、第三者よる確認のご報告


2021年11月1日

適正化施策の進捗状況のご報告

2019年10⽉末に発表した適正化施策の取り組みについて、2021年10⽉末までの進捗をまとめましたので、ご報告させていただきます。
>> 2021年10月末までの適正化施策の進捗状況のご報告


2021年6月23日

適正化施策の進捗状況のご報告

2019年10⽉末に発表した適正化施策の取り組みについて、2021年5⽉末までの進捗をまとめましたので、ご報告させていただきます。
>> 2021年5月末までの適正化施策の進捗状況のご報告


2021年2月26日

適正化施策の進捗状況のご報告

ハンガー・フリー・ワールドは、コロナ禍と寄付金減少による活動への制限がある中においても、2019年10月の適正化施策の発表から着実に取り組みを前進させました。進捗状況の定期的な情報公開とともに、他のNGO等も含めた再発防止のため、事例提供やアドバイス等にも積極的に協力し、国際協力NGOセンターのワーキンググループ発足にも至っています。このことは2020年9月末に第三者により評価を受け、取組中及び未了の項目についても妥当性が認められましたことは、2020年10月にご報告いたしました通りでございます。>> 第三者による確認のご報告(2020年10月)
その後、3ヵ月間の取り組みを加えた進捗状況をお伝えします。


進捗報告(2021年1月)リンクボタン


2020年10月20日

適正化施策の進捗状況に対する、第三者による確認のご報告

当団体は、適正化施策の取り組み開始から1年を迎えるにあたり、進捗状況について第三者による確認を受けました。その結果、当団体による報告事項が適切であると、確認されたことをご報告いたします。専門的な第三者の指摘を受ける機会ともなり、施策の改善にもつながりました。

なお、第三者から確認を得るこの取り組みは、支援者の方からご提案をいただいたものです。
引き続き、当団体は広くご意見・ご質問を募っております。適正化施策の完遂の力添えとなりますので、これからもみなさまには施策の進行にご注目いただきますよう、お願い申し上げます。

>> 適正化施策の進捗状況に対する、第三者による確認及び指摘事項のご報告


●ご意見・ご質問は、 メール:info@hungerfree.net、電話:03-3261-4700
国内部門マネージャー 田中梨佳 宛までお願いいたします。


2020年7月31日

適正化施策の進捗状況のご報告

日頃より温かいご理解とご支援をいただき心からお礼申し上げます。
 新型コロナウイルスの再びの感染拡大で、不安な日々をお過ごしと思います。また、各地の大雨によって被災された方々、影響を受けている方々に、心よりお見舞い申し上げます。みなさまの心と身体が健康でありますよう、お祈り申し上げます。

さて、昨年、ウガンダ支部でウガンダ人職員による資金の不正流用が発覚し、支援者のみなさまに大変なご心配・ご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。 また、適正化施策をより良くすべくご意見・ご提案をいただいておりますこと、お礼申し上げます。
さて、当団体は昨年10月末に、調査結果、要因分析、適正化施策を発表し、適正化施策を進めてまいりました。当団体のホームページや広報誌等での随時のご報告、及び4月にお届けした年次報告書にそれらをまとめた報告書を同封させていただきましたが、改めて現在までの進捗をご報告させていただきます。
進捗報告に記載の通り、完了した施策もありますが、16の適正化施策中5つという多くの施策で実施期間を超えた現在も、取り組みを継続しています。これは、今までの反省から、本部と支部の間の双方向のコミュニケーションに努めるとともに、オーナーシップ(参加と責任)という観点から支部も含めた役職員の最大限の参加を得て、着実、かつ丁寧にそれぞれの施策の実現に取り組んでいるためです。新型コロナウイルス感染症により、活動に制限があるなかではありますが、一歩一歩進めておりますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます。

7月13日に国連機関が発表した報告書「世界の食料安全保障および栄養状態:2020年報告」によると、世界で飢餓に苦しむ人々は約6億9000万人となり、5年連続で増加しました。しかも、異常気象や紛争に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大が大きな影を落とし、20億の人々の食料不安が高まっていると伝えています。このまま対策を怠れば2030年に飢餓人口は8億4000万人を超えてしまうと予測され、それは2030年を期限とする持続可能な開発目標(SDGs)ゴール2「飢餓をゼロに」が、達成できないことを意味します。

災害や混乱は、いつでも社会的に弱い立場にいる人々に最も深刻な被害を与えます。バングラデシュ支部では、生存の危機に直面した人々に緊急食料支援を行いました。ご支援をいただきましたみなさまに、感謝申し上げます。当団体はこれからも、感染拡大に配慮しながらも必要な支援を継続してまいります。引き続きご支援いただけますよう、心よりお願い申し上げます。
いましばらく不安を抱えながらの生活が続きますが、お身体に気をつけてお過ごしください。

2020年7月

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド
理事長 原田麻里子
常務理事 小林毅
常務理事 冨田直樹


進捗報告(2020年7月)リンクボタン


2020年4月17日

適正化施策の進捗状況のご報告

日頃よりご支援をありがとうございます。
新型コロナウイルスの感染拡大で、不安な日々をお過ごしと思います。しばらくは予断を許さない時期が続くと思われますが、みなさまの心と身体が健康でありますよう、お祈り申しあげます。
さて、ウガンダ支部でウガンダ人職員による資金の不正流用が起き、支援者のみなさまに大変なご心配・ご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。 また、適正化施策をより良くすべくご意見・ご提案をいただいておりますこと、改めて御礼申し上げます。
さて、当団体は昨年10月末に、調査結果、要因分析、適正化施策を発表しました。そして11月から適正化施策を進めてまいりました。当団体のホームページやSNS、ハンガー・フリー・ニュースなどでの随時のご報告を目にしていただいた方もいらっしゃるかと存じますが、現時点までの進捗状況をまとめてご報告させていただきます。また、新型コロナウイルス感染拡大により、適正化施策立案時には想定されなかった状況が起きておりますことについても、合わせてご報告します。

「持続可能な開発目標(SDGs)」の浸透によって、SDGsが誓った「誰一人取り残さない」世界の実現という考えは広がりを見せてきました。しかし、災害や混乱は、いつでも社会的に弱い立場にいる人々に最も深刻な被害を与えます。栄養が足りておらず体力が弱い、病院になかなか行けないというような人々が、みなさまにご支援いただいている当団体の活動地で暮らしています。当団体はこのような時だからこそ、「誰一人取り残さない」という誓いを胸に強く持ち、感染拡大に配慮しながらも支援を継続する道を模索してまいります。引き続きご支援いただけますよう、心よりお願い申し上げます。
しばらくの期間、不安を抱えながらの生活となりますが、お身体に気をつけてお過ごしください。

2020年4月

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド
理事長 原田麻里子
常務理事 小林毅
常務理事 冨田直樹


進捗報告(2020年4月)リンクボタン


2020年1月17日

適正化施策の進捗状況のご報告

日頃よりご支援をありがとうございます。

ウガンダ支部でウガンダ人職員による資金の不正流用が起き、支援者の皆様に大変なご心配・ご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。 また、会員や寄付者のみなさま、関係先の方から、ご支援に加えて、適正化施策をよりよくすべくご知見もいただいておりますこと、改めて御礼申し上げます。

さて、当団体は昨年10月末に、調査結果、要因分析、適正化施策を発表しました。そして11月より適正化施策の実効性ある仕組みづくりに着手し始めました。以下、現時点の進捗状況をご報告します。

2020年1月

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド
理事長 原田麻里子
常務理事 小林毅
常務理事 冨田直樹


進捗報告(1月)リンクボタン


2019年10月31日

ウガンダ支部における資金の不正流用についてお詫びとご報告をいたします

日頃よりさまざまなご支援、ご指導を賜り厚くお礼申し上げます。

この度、HFWの支部であるウガンダ共和国の現地事務所において、ウガンダ人の職員による資金の不正流用行為が生じました。
会員、寄付者、支援者をはじめ、助成団体、企業、団体、監督官庁、全国の多くのみなさまに多大なご迷惑、ご心配をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。みなさまと支援対象住民からの信頼を損ねることになりましたこと、誠に申し訳ございません。

HFWでは、2019年2月に資金不正流用の疑いが浮上後に内部調査を進め、5月に第三者である弁護士と公認会計士による特別調査委員会を設置して、慎重に調査と原因究明を進めてまいりました。疑いの段階ではありましたが、6月に情報公開をいたしました。
そして、9月1 日に特別調査委員会より、不正事実の認定と適正化施策への提言を含む報告書を受理し、組織内での自省も加えて適正化施策を立案し、本報告書にまとめました。

不正を行った当事者におきましては、2019年10月現在、証言を拒否している状況が続いており、動機及び資金の使途は明らかになっておりません。財産調査等で得られた情報も、現段階ではそれらを確証するには十分ではありません。しかしながら、物的及び状況証拠、関係者へのヒアリングにおいて明らかになった金額の規模、不正の手口、及び不正を可能にした要因などについてご報告いたします。また、その結果をもとに検討した適正化施策を提示いたします。

HFWにおきましては、2004年にマラウイ準支部において現地マラウイのコーディネーターによる不正流用事件(注釈1)が発生しております。それを受けて当時、活動撤退を含む事業規模の見直しや、内部チェック機能の整備を始めとする適正化施策を活動する5ヵ国で実施し、その後も今日に至るまで、会計システムの刷新(2017年)、内部監査担当の役職の新設(2018 年)など、不正防止のための取り組みを重ねてまいりました。
しかし、特別調査委員会の調査及び本件の要因分析を進めるなかで、規程の整備やルールの導入などの改善への取り組みが組織内に浸透しておらず実効的でなかったことがわかり、深く反省をしている次第です。

HFWは、不正を行った当事者への厳正な処罰とともに、理事長が引責辞任をし、事務局長を降格処分といたしました。
そしてこの度、新しい理事長に、私、原田麻里子が就任いたしました。新しい体制下でスピード感をもって、適正化施策に着手しておりますことをお伝えし、就任の挨拶にかえさせていただきます。

引き続き、みなさまのご意見を賜りながら、適正化施策に取り組み、進捗についても適切にご報告してまいる所存です。みなさまのご信頼を回復できるよう努めてまいりますので、心よりご理解をお願い申し上げます。

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド理事長
原田麻里子


ご報告

要因と適正化施策の詳細

皆様からのご意見ご質問


2019年8月19日

ウガンダ支部における資金の不正流用の疑いについて 10月に報告書をお届けいたします

日頃より種々ご支援、ご指導を賜り厚くお礼申し上げます。

この度、6月上旬にご報告させていただきましたウガンダ支部における資金の不正流用行為の疑い(以下、「本件」)につきまして、みなさまに報告書並びに適正化施策を10月にお届けできる見通しとなりましたので、取り急ぎお知らせいたします。
本件につきましては、第三者である弁護士と公認会計士を含む特別調査委員会による事実認定がほぼ完了いたしました。疑いの当事者が証言を拒否している状況下ではありましたが、物的及び状況証拠に基づいて調査が進められました。原因究明につきましても、特別調査委員会による関係者へのヒアリングを軸に、現在、近因及び遠因についての分析が始められています。
8月末までには、上記の報告並びに適正化施策への提言を含む報告書が、特別調査委員会よりHFWに提出される見通しです(※)。HFWはこの特別調査委員会による報告書を受理し、9月中に組織内での自省も加えて適正化施策を立案し、報告書にまとめます。つきましては、みなさまへのご報告が10月となる予定でございます。

第一報から4ヵ月間もみなさまをお待たせいたしますこと、誠に申し訳ございません。適正な処分並びに適正化施策立案を行うために、今しばらくお時間をいただけますようお願い申し上げます。

なお、前回同様、みなさま、あるいはご周囲よりご意見、ご提案がございました際には、HFWまでお寄せくださいますようお願い申し上げます。役職員一同、適正化施策へ厳正に取り組むための貴重なご意見として承りたいと存じます。また、バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、日本、及びウガンダにおいて飢餓の解決に向けた事業は継続していることも改めてお伝えいたします。

みなさまのご理解を、心よりお願い申し上げます。

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド理事長
関口和孝


2019年6月10日

ウガンダ支部における資金の不正流用の疑いについてお詫びとご報告

日頃より種々ご支援、ご指導を賜り厚くお礼申し上げます。

この度、HFWの支部であるウガンダ共和国の現地事務所において、ウガンダ人の職員による資金の不正流用行為の疑いが生じました。
みなさまと支援対象住民からの信頼を損ねることになりましたこと、誠に申し訳ございません。会員、寄付者、支援者をはじめ、助成団体、企業、団体、監督官庁、全国の多くのみなさまに多大なご迷惑、ご心配をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。
現在、事態を重く受け止め、第三者である弁護士と公認会計士も含んだ特別調査委員会を設置して、慎重に調査と原因究明を進めております。

HFWにおきましては、2004年にマラウイ準支部において現地マラウイのコーディネーターによる不正流用事件(注釈1)が発生しております。それを受けて当時、5ヵ国からの活動撤退を含む事業規模の見直しや、内部チェック機能の整備を始めとする適正化施策を実施し、その後も今日に至るまで、会計システムの刷新(2017年)、内部監査担当の役職の新設(2018年)など、不正防止のための取り組みを重ねてまいりました。しかしながら、この度不正流用の疑いの発覚を受け、これまでのHFWの取り組みは不十分であったと厳粛に受け止めて、深く反省をしております。

HFWは、2005年に説明責任の明確化と不祥事の抑止効果を目的として「不祥事案件における情報公開規程(注釈2)」を制定し、事件の事実関係を明らかにした上で速やかに公開すると定めています(第4条公表の手順)。しかし、この度の不正流用の疑いの浮上を重く受け止め、調査の範囲と調査項目を広げることとし、調査完了、及び事実関係と原因の究明には数ヵ月かかる見通しとなりましたため、その後の公開では遅すぎると判断し、ご一報とお詫びのためこの時点での公開に至った次第です。
金額の規模や範囲、プロセス、及び原因などについては調査中であり、判明した事柄についても特別調査委員会の事実認定を得てからの公開となりますが、HFWは引き続き本件に厳正に対処し、速やかにご報告してまいる所存です。みなさまのご理解を、心よりお願い申し上げます。

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド理事長
関口和孝

注釈1:マラウイにおける不正流用金額は295万7321円相当(2005年4月7日現在換算)。前コーディネーターは2004年10月解任、マラウイ準支部は2004年11月閉鎖、前コーディネーターへの賠償を求めた他、当時の役員有志が150万円を補填しました。詳しくはこちら
注釈2:1)本部役職員、支部事務局長の免職処分にあたる不祥事、2)10万円以上の資金不正流用、3)社会的に多大な影響を及ぼす不祥事のいずれかに該当する案件の公開を規定しています(第2条情報の範囲)。


ご報告

要因と適正化施策の詳細

皆様からのご意見ご質問