感染症予防のために家で健康的に過ごす方法についてイラストで解説しながら伝える
6月4、5日、活動地の他4つの村の12名の事業の推進役に研修を実施しました。この事業の推進役たちは、それぞれの村の住民から選ばれ、日頃から村の母親たちに栄養知識や調理メニューについて伝える役割を担っています。乳幼児や子ども、妊娠中の女性、授乳中の女性など、特に栄養が必要な子どもと女性たちの健康を守るためには、直接彼女たちに必要な知識を伝える事業の推進役たちの、知識と技術の更新が欠かせません。
今回の研修では、栄養改善の指標となる子どもの体重や上腕周囲の正しい測り方と、流行が懸念されている新型コロナウイルス感染症の予防のための知識と活動について伝えました。指導は活動地の4ヵ村を管轄するクブリ郡の保健センターの保健師とHFWの職員とが行いました。
研修では、正しい手洗いの方法、子どもの体重と上腕周囲を測るときの最適な方法、栄養不良児を見つけ出す計測値の復習など、実演しながら伝えました。また、活動地で対象の女性たちに伝えやすいようにイラストを多用したポスターなどの資料を配布しました。HFWでは今後、定期的に母親対象の集会で、正しく伝えられているか確認をしていく予定です。
水とせっけんを使って正しく手洗いする方法を実演して学ぶ
参加者は全員マスク着用。村で母親たちに伝えやすいよう、イラスト入りのポスター類を渡した
参加者の声
私たちは、自分自身と他の女性たちを守るための手段を手に入れることができました。
コンパオレ・マリアムさん(ピシ村事業の推進役)
病気から自分自身を守るために、なぜマスクを着ける必要があるか理解できました。
イルブドゥ・ザリッサさん(ワムテンガ村調理責任者)