店主に話しかけて啓発活動を行うYEHメンバー (写真に写っているYEHメンバーと市場の人がマスクをしていませんが、HFWは本部から改めて活動時の感染拡大防止対策を行うよう周知徹底を指示しました。3月現在の1日の新規感染者数は10〜70名)
ユース・エンディング・ハンガー(YEH)の9名のメンバーが、ブルキナファソの食料品を販売する首都ワガドゥグのパーグライリ市場にて、約500名の買い物客や、買い物客へ情報を拡散してくれるであろう商店の店主を対象に啓発活動を行いました。
栄養バランスに関する知識が日本のように浸透していないブルキナファソ。これまで中学校や高校で「食料への権利」や栄養バランスなどに関する啓発活動を行なってきたYEHですが、今回は、食品市場で啓発活動を行いました。
当日はYEHが自作のチラシを配布しながら、市場の運営委員会や、店主、買い物客に対し、「食料への権利」の重要さや、日々の食生活を見直すことで、免疫力が上がり感染症予防にもつながることなどを伝えました。
買い物客の少ない時間帯を選んだことで、店主も耳を傾けやすく、郷土料理や普段の食事を例に取り上げ、バランスが取れた食事にするためにはどのような工夫をすればよいのかを具体的な献立として示して見せると、店主たちは納得し、自らの食べ方を見直してくれました。他にも、国民がきちんと食べられる社会の実現には、政治的な意志が肝になるのではという意見も聞かれ、HFWのアドボカシー活動の必要性を確認する機会にもなりました。
YEHブルキナファソは、メンバー自身の食や栄養に関する知識を増やし、他の市場でも同様の活動を行っていきたいと意気込んでいます。食品市場の買い物客や店主も巻き込んで、食料問題への関心を向上し、「食料への権利」実現への議論を盛り上げていきます。